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若田船長、任期終了し14日に帰還 後任船長「コウイチのリーダーシップ、素晴らしかった」

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産経は安心して読めるメディアですね。
科学分野でも他のメディアを引き離して素晴らしいです。
まず、科学の分野に偏りなく、広くいろんな記事を沢山出しています。
そして、産経が科学ニュースを報道するときに、大なり小なり国家としての視点があるのです。
若田船長について、2つの報道を併せて載せます。
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若田船長、任期終了し明日帰還 後任船長「コウイチのリーダーシップ、素晴らしかった」

2014.5.13 (産経)08:59
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後任のスワンソン飛行士(左)と握手し、国際宇宙ステーションの船長任務を引き継ぐ若田光一さん(NASAテレビから)
 
 国際宇宙ステーション(ISS)で日本人初の船長を務め、日本時間14日に帰還する若田光一さん(50)が13日未明、船長を退任し、66日間の任期を無事に終えた。
 若田さんは午前4時15分ごろに始まった引き継ぎ式で、英語で任期中の活動を振り返り「全員で特筆すべき到達を果たした。おめでとう」と米露5人の飛行士をねぎらった。船長任務について「私の知識を広げる際立った機会となり、宇宙における人類の前哨地を運用したことは光栄」と感慨深げに語った。
 続いて後任の米国人、スティーブン・スワンソンさん(53)に「素晴らしいユーモアのセンスを持つ人。正式に指揮権を引き継ぎます」と語りかけ、晴れやかな笑顔で固い握手を交わした。
 スワンソンさんは「コウイチのリーダーシップは素晴らしかった。勤勉さ、エネルギー、ステーションを最大限に良くしようとする意欲を見られてうれしかった」とたたえた。
 若田さんは昨年11月、ISSに到着し今年3月9日に第39代の船長に就任。現場責任者としてチームを率い、ISSの運用や実験計画の調整などにあたった。
 米露の2人とともに5月14日午前7時半過ぎ、ロシアのソユーズ宇宙船でISSを離脱。帰還カプセルで大気圏に再突入し、パラシュートを開いて10時58分ごろカザフスタン中部の草原に軟着陸する。
 
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【今週の焦点】
若田船長、後進へ「宇宙の道」

2014.5.12 08:57(産経)
イメージ 2
 ■14日帰還 トラブル対処、融和図る夕食…高評価
 
 国際宇宙ステーション(ISS)で3月から日本人初の船長を務めてきた若田光一さん(50)が14日(日本時間)、ロシアのソユーズ宇宙船で半年ぶりに地球に帰還する。若田さんは指揮官の任務を順調に遂行しており、日本人飛行士の国際的な評価を高めている。
 
 「相手を思いやり、調和からベストな結果を生み出したい」。3月9日、こう決意表明して第39代の船長に就任した若田さん。実験計画の調整や飛行士の健康状態の把握、地上と行う会議の飛行士側のまとめ役などをこなしてきた。
 4月下旬には予定外の事態が重なり、対応に追われた。打ち上げが4度も延期された米国の無人補給機が20日にようやく到着し、若田さんはロボットアームを操作してドッキングに成功。その3日後、故障した装置を交換するため米国人飛行士が船外活動を行い、若田さんは機器の点検や手順確認の会議開催などで作業を成功に導いた。
 
 日米露の6人チームの融和のため重視したのが食事だ。若田さんの方針で、作業が忙しくても全員で夕食をとるよう心掛けた。若田さんは「とても大切なリラックスの時間になっている」と話す。
 安倍晋三首相やプーチン露大統領との交信、宝塚歌劇100周年式典へのビデオ出演、学生らとの雅楽の共演など、地上との多彩な交流にも力を注いだ。
 
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関係者は「若田さんは各国の飛行士や地上管制局から多大な信頼を得ている。後輩の日本人飛行士が活動しやすいように新たな道を作った」と成果を強調する。
 若田さんは13日未明に船長を米国人飛行士に引き継いだ後、米露の2人とともに14日午前7時半過ぎ、ソユーズでISSを離脱。帰還カプセルで大気圏に再突入し、パラシュートを開いて10時58分ごろカザフスタン中部の草原に軟着陸する予定。機体の姿勢制御ができない場合、体にかかる重力加速度は大きくなり、着地点は予定より西に変更される。
 若田さんは宇宙で撮影した地球の写真を短文投稿サイト「ツイッター」で紹介してきた。3日には阿蘇山(熊本県)の写真とともに、「ステーションの中に長くいるので、阿蘇の草千里(くさせんり)のそよ風がとても恋しく感じられます」と投稿。多忙な日々の中、地上への郷愁も募り始めているようだ。
 

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