j 1 b k kさまのブログ『レックの色々日記』より転載させて頂きました。
両殿下、日本に無事お戻りになりました。
どうもお疲れさまです。
マスコミが遮蔽する中、現地の報道をアップして頂いた転載元さまに感謝です。
このシリーズは今回の4報で一旦終了ということで、秋篠宮さまについてはまた
今後も同様に記事を転載させていただく予定です。
(以下、転載記事)
文仁親王同妃両殿下 ザンビア及びタンザニアご訪問時のおことば
7月8日 羽田空港にご帰国
7月9日、御所にて天皇皇后両陛下に、《ザンビアおよびタンザニア訪問からご帰国》のご挨拶をされた
文仁親王同妃両殿下のお言葉が宮内庁ホームページに公開されていたので紹介します。
文仁親王同妃両殿下 ザンビア及びタンザニアご訪問時のおことば
文仁親王同妃両殿下のご感想
(平成26年7月10日)
ザンビア及びタンザニアご訪問を終えて
このたび,日本・ザンビア外交関係樹立50周年の機会に,ザンビア共和国を,また同国に引き続き,隣国であるタンザニア連合共和国をはじめて訪問できましたことを誠に嬉しく思います。
最初の訪問国であるザンビアにおいては,ガビンバ大統領代行への表敬,スコット副大統領主催の晩餐,そして日本・ザンビア外交関係樹立50周年を祝した催しに出席をしました。また,首都のルサカにおいて,ザンビア大学を始めとする諸施設を訪ねるとともに,世界三大瀑布の一つとして有名なビクトリア瀑布があるリビングストンを訪れる機会に恵まれました。
今回の滞在中には,カウンダ初代大統領にもお会いすることができました。元大統領には,日本にも国賓としての来日を始め幾度も訪日しておられます。
訪れた場所はいずれも印象深いものでしたが,ザンビア大学獣医学部において,長年にわたる北海道大学の協力によって人獣共通感染症の研究が進んでいます。今後も新たに出現するであろう同感染症への対策を我が国とザンビアが協働することは,両国の友好親善にとどまらず,世界共通の脅威に対しての対応であり,極めて意義深いことといえましょう。
また,同大学教育病院においても日本の大学による医療支援がおこなわれていることを知りました。そして日本の民間団体が,同地におけるクリニックでHIV/AIDSを始めとする感染症の検査や治療を進めるとともに,同国のヘルス・サポーターによって罹患者のフォローアップがおこなわれていることを伺いました。このように,日本とザンビアとが協力して,感染症対策を始め,医療の分野で様々に携わっていることを非常に心強く思いました。
首都ルサカにおける行事に先立って訪れたリビングストンでは,ビクトリア瀑布の周辺を散策しましたが,滝の雄大さとそこから発せられる水煙の迫力は誠に素晴らしいものでした。また,同地のモシ・オ・トゥニャ国立公園においては,樹齢300年を超えるバオバブ,同地の固有種であるロベリア属の一種,カバやアフリカスイギュウなどの各種野生動植物を実見でき,ザンビアの一端を知るよい機会となりました。
つづく訪問国であるタンザニアにおいては,キクウェテ大統領閣下への表敬,そして同大統領ご夫妻主催の晩餐会に出席したのを始め,国立博物館やタンザニアにおける芸術関連施設を見学しました。また,国立病院や電力公社の研修所など,JICAが協力して運営されている諸施設を訪れ,関係者からその概要を聞くことができました。これらの場所においても,日本の協力ならびに関係者の熱意と尽力によって諸事業が円滑に実施されていることを知ることができ誠に意義深いことと思いました。
その後,ザンジバルに移動し,シェイン大統領を表敬訪問したのを始め,日本人夫妻によって運営されている柔道場で現地の人たちが熱心に稽古に励んでいる様子を見学しました。そして世界遺産に登録されているストーンタウンを視察しましたが,短時間であるものの,ダルエスサラームとは別の趣をもった建造物や街の景観に触れ,ザンジバルを知る機会となりました。
ザンジバルに引き続き,同じく世界遺産に登録され,多くの人々を魅了しているンゴロンゴロ自然保護区とセレンゲティ国立公園を訪れました。ンゴロンゴロは,火山活動によってできたというカルデラのなかに,希少種であるクロサイを始め,数多くの動物が生息していることで有名ですが,そこにいたるまでの植生にも興味を覚えました。さらに,この地域にはマサイ族の人たちが居住しており,牛や山羊の放牧を行っており,家畜である牛や山羊とシマウマなどの野生動物を同時に見ることができる希有な場所として興味深く見学しました。
またセレンゲティでは,極めて広大なサファリのなかに,ヌーやアフリカゾウ,ライオン,イボイノシシなど多数の動物が生息していますが,アカシアの種類の多さは私たちの想像以上のものでした。
いずれの場所においても,多くの野生動植物を堪能でき喜ばしく思っておりますが,それとともに現在残されている多様性を今後とも維持していく重要性を考える機会になりました。