科学五輪、日本の高校生がメダルラッシュ
世界の高校生らが知識と応用力を競う「国際科学五輪」で、日本の高校生のメダルラッシュが続いている。
今年は数学と生物学ですでに計10個(金5、銀4、銅1)のメダルを獲得。そんなティーン世代の素顔をのぞいてみると――。
メダリストたちは、いずれも強い好奇心の持ち主だ。生物学で銀メダルの筑波大付属駒場高(東京都)2年、今野直輝さんは、小学生の時から「毒をもつのが格好いい」と蛇などの生き物が大好きで、「顕微鏡をのぞけば、こんなにたくさんの生物がいることに驚き、世界が変わる」と話す。
精神科医を目指しているという、銀メダルの広島学院高(広島県)3年、蔵田展洋さんは「一番複雑なのは人間の思考や感情。一人ひとりと向き合いながら、物質や寿命では計れない精神の幸せを追求したい」と語る。
世界の強豪たちが相手となるだけに、周到な準備も欠かさない。今年度の数学五輪は参加国・地域が100を超え、参加者も560人の激戦で金メダルを獲得した早稲田高(東京都)3年、 上苙 ( うえおろ ) 隆宏さんは、「昨年は銀だったので、2月からずっと準備してきた」と笑顔をみせた。
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ノーベル賞の受賞者を国別に展開した資料は、ずばり科学のレベルを表わす指標だと思います。
受賞は本人の名誉であることはもちろん、国民として嬉しいですね。
■ノーベル賞国別受賞者数Top10
1位 アメリカ 受賞者 326人
2位 イギリス 受賞者 108人
3位 ドイツ 受賞者 81人
4位 フランス 受賞者 56人
5位 スウェーデン 受賞者 31人
6位 スイス 受賞者 27人
7位 ロシア 受賞者 20人
8位 日本 受賞者 18人
9位 オランダ 受賞者 16人
10位 イタリア 受賞者 14人
2位 イギリス 受賞者 108人
3位 ドイツ 受賞者 81人
4位 フランス 受賞者 56人
5位 スウェーデン 受賞者 31人
6位 スイス 受賞者 27人
7位 ロシア 受賞者 20人
8位 日本 受賞者 18人
9位 オランダ 受賞者 16人
10位 イタリア 受賞者 14人
しかし最初からノーベル賞を狙っている人は、まずいないのではないでしょうか。
若い学者ががむしゃらに研究をしている過程で、ある日「もしかして・・」という発想がふと浮かぶ、というのがきっかけだとちょいちょい聞きます。
ニュートンがリンゴの実が落ちるのを見て万有引力の法則を発見したとか、アルキメデスがお風呂で法則を発見したとかいうのは、話しとしては面白いけれど、何だか嘘っぽいです。実際は素人に話してもウケない地味なストーリーだったのではと思います。
要は十分な力を持っている人を大量に育成することが重要です。
富士山に例えれば、山頂の浅間神社の鳥居がノーベル賞で、山梨・静岡にまたがる広大な裾野が中学、高校でしょうか。
中学・高校生に理科の力をしっかりと付けることが、間違いなく明日の日本の力になります。ノーベル賞は一朝一夕には得られませんが、楽しい理科の授業は明日にでも出来ます。実験を多くして、関心を持ってもらい、自分の力で考えるように仕向ければ、み~んな理科、そして科学が大好きになります。
例えば夏には各地で花火大会がありますが、花火の基本の赤はストロンチウム(放射能で有名になったやつ、でもこの場合は危険なしです)の炎色反応なんだと教えてやってください。
真ん中のSrであらわされている鮮やかな赤がストロンチウムです。
ちなみに左からリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、クロム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、銅、インジウム、チタン、銀の炎色で、「リアカー無きK村、動力得んとするもくれない馬力」と暗記しましたよね。見事な画像は結晶美術館さまより。
カメを飼う容器に水をなみなみと満たしてはいけないのは何故かも教えてやってください。↓これは悪い飼い方、爬虫類は肺呼吸をしなければなりません。
https://www.youtube.com/watch?v=rWtXSZG_pP4 (ちょっと可哀そう)