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[転載] 美し国 日本 京都二十四節気 立秋(りっしゅう)

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カマちゃん様のブログ『美し国(うましくに)』より転載させて頂きました。
 
(以下、転載記事)

美し国 日本 京都二十四節気 立秋(りっしゅう)

美し国 日本 京都二十四節気 立秋(りっしゅう)





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豪雨災害に遭われた被災地の皆様にお見舞い申し上げます。
引き続き台風の動きにも注意なされてくださいませ。

拙ブログにご訪問いただきありがとうごいざいます。
日々美し国に生(せい)をうけたことを先人・先祖に感謝いたしております。
美し国、四季のある国、日本。
桜が咲いてそして散り、梅雨には雨が降り、夏には穀物が成長し、秋には紅葉が散ること、そして冬には雪が降ること。
春夏秋冬、季節折々の表情を見せてくれます。
しかし、時には大自然が牙を剥き災害になります。それでも我々の祖先は災害を恨むことなく神の怒りだと身を律し、自然を崇拝し、ともに生きてきました。

我々日本人は、往古の昔より、その美しい自然の変化を、明治まで、二十四の季節に分けて愛でてきました。

私たの祖先が使ってきた旧暦の中では、二十四の季節に沿った年中行事や風習と共に、風雅な暮らしを楽しむ工夫や知恵があり、現代の日本人にない潤いのある生活を営んでいたように思います。
それと同時に、永遠にめぐる四季のなかで移ろい変わっていくものと、その変化の裏側にある不変のものを感じとり長らく愛したのです。

古いものを捨て、新しいものがあふれていく現在社会のなかで、古くから日本にある伝統を見なおすこと。それは、移ろう季節のなかから不変のものを­みつけだすことと似ています。そしてその不変のものを大事にしなければなりません。時代が変わろうとも日本人の本質は変わってはならないものです。

ますます季節感が失われていくなかで、二十四節気の暦をつうじて、自然の変化を敏感に感じとれる繊細な感性と伝統の素晴らしさと­、それとともにある大切な文化をつたえていきたいものです。

その四季折々の美しさに触れるとき、自然のなかから生まれてくる、この国の美しさを改めて見つめ、「美」と「伝統」にめぐり逢え­る誇りとよころび、祖先・先人が大切にしてきたもの、それらを共有していきたいと筆者は願ってやまないのです。
四季の移りかわりに敏感に反応しながら生活のいとなみを続けてきた私たちの祖先は、農耕民族として太陽や雨などをはじめ、自然の恵みは、何よりも大切にしました。
自然界に起こる様々な現象、天変地異、それを神さまの仕業として畏(おそ)れ敬(うやま)ったことに信仰の始まりがあります。そして自然をつかさどる神々は、私たちの生活のすべてに関わる神として、人々に崇(あが)められるようになったのです。

新暦の8月27日~8月22日頃、初めて秋の気配が表われてくる頃を 立秋(りっしゅう)と言います。
~立秋の自然~
夏の土用が明けると、暦の上では、いよいよ秋です。まだ厳しい残暑が続きますが、祇園まつりの頃と比べると時折、風が変わり、はっとさせられることがあります。
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風のおとにぞ おどろかれぬる」(古今和歌集)と歌にもあるように、いにしえの人々は、ひそかな風の­そよぎの中に秋の気配を感じ、愛でていました。この西から吹く気持ちよい涼風は、「極楽の余­り風」と呼ばれ、古の都人たちは夏の盛りから敏感に感じ取られました。
荒波の人生でも、心を正し、自然に耳を澄ませば、極楽のお裾分けがいただける、という­ことなのかもしれません。

筆者が若い頃過ごした京都では様々な風習がありました。
六道まいり~立秋の暮らし~もその一つです。
京都では、先祖の霊を「お精霊(しょらい)さん」と呼び、お盆になると、「六道まいり­」といって、六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)にお迎えにいく習わしがあります。
冥土まで響くという鐘をつき、戒名を記した卒塔婆に槙の葉で水をかけ、その槇を持ち帰­ると、お精霊さんが家に帰ると信じられてきました。六道とは、仏教で、生物が生死を繰­り返す六つの世界。珍皇寺が六道といわれるのは、平安時代の葬送地・鳥辺野に近かった­ためで、現世と冥土の境目「六道の辻」とも呼ばれました。
お精霊さんは、「五山の送り火」で、ふたたび冥土へ送られます。
古来より連綿と続くわが国の死生観がよく現れたものです。
「五山の送り火」が終われば京都は秋の気配を迎えます。
千年の都、京都。
近代化の狭間にまだまだ、古(いにしえ)を感じさせてくれる古都です。


神を崇(あが)め、神に祈り、和(なごみ)を尊し、清明心を大切にしてきたわが国は「美(うま)し国」です。
本ブログにお越しいただいている皆様、残暑が厳しくなります。
熱中症等に気をつけられご自愛なされてくださいませ。


天皇彌榮(すめらぎいやさか)
聖寿万歳(せいじゅばんざい)




動画、一部の文章は京都市中を走る、京福電気鉄道(株)より引用、加筆、参考にさせていただいてます。

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