首相の外遊、歴代最多の49か国…小泉氏超え
2014年09月06日 10時04分(読売)
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安倍首相は6日から8日の日程で、バングラデシュとスリランカを訪問する。
第2次安倍内閣発足後の訪問国数は、両国を合わせると49か国となり、歴代首相で最多の小泉純一郎氏の48か国を上回る。50か国目は11月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で訪れる中国となる見通しだ。
小泉氏は5年5か月の在任中に48か国を訪問したが、安倍首相はわずか1年8か月余りで記録を更新することになる。
2012年12月の第2次内閣発足後、首相は「地球儀 俯瞰 ( ふかん ) 外交」を掲げ、積極的に世界各国を飛び回っている。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟の全10か国を訪問したほか、アフリカのコートジボワールや南米のコロンビアなどには歴代首相として初めて足を運んだ。既に、南極を除く5大陸すべてを訪れた。
首相、南アジア外遊へ出発
2014.9.6 10:59(産経)
安倍晋三首相は6日午前、南アジアのバングラデシュとスリランカの2カ国歴訪に向け、羽田空港を政府専用機で出発した。昭恵夫人も同行し、8日夜に帰国する。安倍首相は両国首脳と会談し、安全保障や経済などの分野で協力関係を強化し、インド洋周辺で影響力を強める中国に対抗したい考えだ。
安倍首相は出発前、羽田空港で記者団に「両国とも、経済や政治的発言力の影響力が大きくなっていく国々だ。関係を強化し、トップセールスを展開して、両国の活力を日本経済に取り込みたい」と語った。
安倍首相はバングラデシュのハシナ首相との会談で、来年実施される国連安全保障理事会の非常任理事国選挙で日本と同国が競合しているアジア・太平洋地域枠について、日本の立候補一本化で調整したい考え。外務次官級協議を来年前半に実施する方針も確認する。スリランカのラジャパクサ大統領との会談では、海洋安全保障での協力強化で合意する方向だ。
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安倍総理は組閣+党本部の体制の大仕事を終えて、早くも外遊に出発です。
後には入閣出来なかった古参議員たちの溜息が残されています。
安倍総理の外遊が凄いですが、無論やみ雲に訪問している訳ではありません。
ずっと前から、頭の中には常に安全保障のための対中国世界戦略があるのです。
その一つは「セキュリティ・ダイヤモンド構想」、もう一つが「真珠の首飾り構想」です。
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前者は見てのとおりで、分かり易いですね。
南アジアの大国であるインドを引き入れてダイヤモンド形を造ることです。
インド首相の来日は大きいきっかけになると思われます。
ただインドはネール以来の伝統的な〝非同盟〟の考えがあり、簡単には行かないでしょうが、時間と熱意で必ず日印の強い結束ができると思っています。
もうひとつの「真珠の首飾り」ですが、シーレーンの防衛上、極めて重要なインドを囲む拠点作りです。インドの下に下がった首飾りのイメージです。
今回のバングラディシュとスリランカ訪問は有効な手になるでしょう。
日本だけが拠点作りをしているのではなく、中国も早くからやっています。
例えば古くからの親日国のモンゴルに習近平が行って対日包囲網を造ろうとしています。周は7月にはインドに行っています。
日中がオセロゲームをやっている感じではないでしょうか。油断をすると、裏返されてしまいます。