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[転載] ついに "Is every detail in ‘Unbroken’ really true?" と言われたLauraとAngelina

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カナダにお住いの櫛田B子さまの『天晴!にっぽん』(Hatenaブログ)より転載させて頂きました。
 
(以下、転載記事。 ↓のタイトルをクリックして元記事に行けます。)

ついに "Is every detail in ‘Unbroken’ really true?" と言われたLauraとAngelina

 
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ひとつ見てやろうじゃないのよと、買ってきました。
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 今後の良い資料になるでしょう。
 25日封切られた「Unbroken」。
封切り直前の今週始めころ「アンブロークン」は、普段は映画CMなど流さないようなお天気専門ケーブルTVチャンネルでしつこいくらい宣伝していました。
しかしこちら、カナダの私が住む周辺での映画の評判を調べてみると、どうも芳しくない雰囲気です。
地元のシネマ・コンプレックスの週末(25日:祝日からが週末扱い)ボックス・オフィスではベスト10にも入っていません。拍子抜けです。
では都市部トロントではどうかというと、こちらでも差し障りの無い評価か、それ以下のよう。
 
Unbroken’s focus on suffering misses the mark: review | Toronto Star
アンジェリーナ・ジョリーは主人公ザンペリーニが体験した「苦しみ」ばかりを無意味に描いている、と評されています。
これは映画を撮った監督への評価ですが、原作にも同じことが言えると思います。
ところが原作が出版された2010年から映画化の決定後しばらくの間、この本は新聞を始めとした媒体でベストセラーとして絶賛されていました。
人権の尊厳等が題材の本を好んで読み、またそれを高く評価するタイプの「意識の高い」(という位置に自分を置きたい)人にとって「アンブロークン」は無条件に褒めなければならない作品だった、と私は拙い分析をしています。
また、この作品を全面的にバックアップするであろうと容易に推測できるのは、全米に組織されている退役軍人会のメンバーと会に携わる人達です。正確な人数は調べていませんが、相当数になると思われます。
そして現役、退役を問わず軍の関係者は、余程のケースを除いて一般人から敬意を払われ大事に扱われます。
日本ではサヨクの自衛隊員に対しての侮辱が目に余りますが、これとはえらい違いです。
こういった背景を考えれば、太平洋戦のアメリカ兵ヒーローを描いたL.ヒレンブランドを米国内で下手に批判すればしっぺ返しが待っているのは明白です。
映画の公開前に日本からの事実に反する表現があるという指摘に対して、反日米国人ミンディ・カトラー(参考:http://b-co811.hatenablog.com/entry/2014/11/20/201711
がこう反論しています。
◆作品の否定は歴史の書き換え?
 一方、アメリカの非営利団体、「アジア・ポリシー・ポイント」のミンディ・コトラー氏は、戦争捕虜の証言の信頼性を疑うことは、戦犯裁判の信用を傷つけるものでもあると主張。捕虜に対する残虐行為が裁かれた「東京裁判の受諾が基礎に置かれたサンフランシスコ平和条約と、米退役軍人の名誉は守らなければならない」と述べ、アメリカ政府も見過ごせない問題であるとしている。
映画『アンブロークン』、人肉食など描写に日本人が抗議 “証言疑うのか”と海外から反論 | ニュースフィア
そーら来たwという感じですが、ここでお気づきになっている方も多いはず。
連想しませんか。
慰安婦訴訟関係者
「慰安婦だった人達の証言を疑うのか!証言が立派な証拠ニダ!」
朝日新聞
「捏造ではありません。資料が乏しかった当時は勘違いがありましたが、何か?」
→→→→→ 元慰安婦はお金でなく名誉回復のために政府の謝罪が欲しいだけニダ!でも謝罪の誠意はお金でも表現できるニダ!日本政府からの誠意は足りないニダ!!!

分かりやすい構図です。
それなら反日ミンディがすり変えたポイントを戻してみましょう。
これは日本人が米国人元捕虜をバッシングしているのではありません。
御年90歳にもなる元捕虜のかたに取材をした原作者ヒレンブランドが、歴史的事実も含めどんなリサーチをして本を書いたかに疑問があると言っているのです。
一応、本の後書きでヒレンブランドはザンペリーニに75回かそこらインタビューをし、ありとあらゆる資料を調べ、ザンペリーニの記憶と資料が驚くほど一致したので関心したことなどをアピールしてはいます。
しかし(本人曰く)膨大な資料とは米国側からだけのものではなかったのか。
資料の一つに東京裁判の記録をあげているが、この裁判自体が正当ではないとの見方があるのを知っているのか。疑問が湧きますが本人インタビュー(487p〜)や後書き(409p〜)を先に読んだかぎりでは、はそのような調べ方をした形跡は窺えません。
また、病気を抱えた独身の作者が7年もの間、医療費のバカ高いアメリカでどうやって生活してこれたのか、前の作品からくる収入がそれほどあったの?という不思議さもあります。
次に監督のA.ジョリーです。映画化にあたって原作や両国の時代的背景の下調べをしっかりしたのか。
もしそうでなかったとしたら、多くの元日本兵は残忍で彼らには守るべき名誉はないという、大戦当時かそれ以前の白人精神メッセージを世界中に発信してしまうことになります。
これらの疑問は日本人としての観点ゆえ、ではあります。
日本に詳しくない欧米人からすると「単に日本人の気に入らない映画」としか映らないかもしれません。
としても、中には素朴に「いやwちょwこれ大袈裟過ぎちゃうん?」という面白い読者レビューを書いた正直な人もいます。
Unbroken: A World War II Story of Survival, Resilience, and Redemption - 天晴!にっぽん(英語)

そして欧米良識派読者がこれまで言わなかったこと、
"Is every detail in ‘Unbroken’ really true?"
と言う別種の良識派がついに現れました。
<a href="http://nypost.com/2014/12/21/is-all-of-the-powerful-tale-unbroken-really-true/">Is every detail in &#39;Unbroken&#39; really true?</a>
Is every detail in ‘Unbroken’ really true? | New York Post
<a href="http://www.slate.com/blogs/browbeat/2014/12/24/unbroken_movie_fact_vs_fiction_how_accurate_is_the_louis_zamperini_biopic.html">How Accurate Is Unbroken? We’ve Sorted Fact From Fiction.</a>
Unbroken movie fact vs fiction: How accurate is the Louis Zamperini biopic directed by Angelina Jolie.
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ちらほら英語圏内で批判が出始めたのは映画のプロモーションが始まったあたりのようです。
テレビCMが始まった3日ほど後に、アカデミー賞(来年は2月22日授賞式)の前哨戦と言われるゴールデングローブ賞(来年1月11日)のノミネート発表があり、「アンブロークン」は見事に全部門でのノミネートからはじかれています。
(参考:Bustle写真の選び方が意地悪w)
この結果を受けて、安心して「正直言うと、ね。」と書く評論家がいるのかもしれません。
 
アカデミー賞のどんでん返しの可能性がなきにしもあらず、ですが、「日本兵の拷問ネタ」でアンジェリーナ・ジョリーとローラ・ヒレンブランドに名声を手にしてもらいたくはありません。
監督のアンジェリーナ・ジョリーの偽善に腹が立ちますが、
原作者のローラ・ヒレンブランドにはそれ以上で、「善いアメリカ白人・文化人」を装う悪意を感じます。「Rape of Nanking」のアイリス・チャンの白人版といってもいいでしょう。
laura hillenbrand | PWxyz
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Unbroken’s focus on suffering misses the mark: review | Toronto Star
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