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[転載] 後援会組織と資金管理団体の名称を同じにしていると不透明な事。(前回の補足)

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報道を斬る! (旧デイリー・メディアチェック)』(nifty ココログ)より転載させて頂きました。

(以下、転載記事  ↓のタイトルをクリックして元記事に行けます)

後援会組織と資金管理団体の名称を同じにしていると不透明な事。(前回の補足)

馬淵澄夫議員の後援会組織と資金管理団体(政治団体)が同じ名称だと指摘しましたが、同じ名前で活動すると、不明瞭な点が出てくる。そしてそれが政治資金規正法違反に当たる可能性がある。というご説明をしましょう。
政治資金規正法第3条では政治団体の定義が書いており、
1、政治上の主義もしくは施策を推進し、支持し、またはこれに反対することを本来の目的とするか、主たる活動として組織的かつ継続的に行う団体、
2、特定の公職の候補者を推薦し、支持し、またはこれに反することを本来の目的とするか、主たる活動として組織的かつ継続的に行う団体
上記に当てはまる団体が政治団体なのです。
そして政治団体は県、もしくは総務省に設立の届け出をして、毎年の収支を報告しなくてはいけません。
全国の議員のみなさんは、地方議員も含めてですが、「私の近所の住民で先生を応援するから」と言って、地域の名前を使ったり、候補者の名前を1文字入れたりして、勝手連的な後援会(任意の団体)を立ち上げてもらって、喜んで設立総会や忘年会、新年会など出席し、感謝しまくります。
中には、候補者(事務所の秘書)自ら、地域の後援会組織にしたいから。○●会という後援会組織を作って会員を増やす作業を必死でやっている人たちも見受けられます。
任意の後援会、しかも、自主的に立ち上げてもらっ(た事にして?)て、その会に議員が出席して挨拶をしたり、後援会入会のしおりをばら撒く。なんてざらにある事なのです。
しかし、この政治団体として届け出をしていない(任意の団体だと思っている)会が、会員からお金(会費)を集めて集会をやったしましょう。
集会をやって飲食し、会場費などもその会費の中で出すのですが、お金がたまたま余ったとします。
お金が余ったから、その分を先生の献金にしよう!と会員の総意で決まり、献金した。これはセーフです。政治団体として届け出まではしなくてもギリギリ大丈夫です。何でか?それは毎年継続して利益を出して献金していないからです。

だから、例えば、毎年新春の会を任意の会で開いて、会員から会費を募り、会場費や飲食代を支払って、その余剰金を継続的に毎年献金をしていたなら、これはアウトの可能性が高いのです。組織的、継続的に当たる可能性が高いからです。
ここに1つの例をあげておきます。
政治資金規正法違反事例集より、
「政治資金管理団体と同名の任意団体を設立し、会費を徴収。政治資金への流用疑惑」
の事例としてH県の県会議員A氏が選挙管理委員会に報告していない収入が数年間で数千万あった(2008年7月)
資金管理団体と同じ名称の任意団体Yを設立。会員の法人から1口12万円の年会費を徴収していた。
Y任意団体の主な活動は年4回程度の朝食会で、約100人の会員から3000円ずつ徴収し、会員以外の参加者からも同額を徴収していた。
会費の総額は数千万円とみられているが、同団体が提出した政治資金収支報告書には記載が無い。
A氏は「帳簿などは団体ごとに作成している。任意団体Yの年会費は人件費や光熱水費などで年間600万円、事業費で500万円を支出している。勉強会の会費を政治資金に使っていない」とした。
2008年7月、政治資金規正法違反の疑いで、A氏の事務所など県警の家宅捜査を受けたが、書類など押収品は2008年12月までに返還され、2009年2月、県警本部によれば、地検は不起訴にすると説明したという。

任意団体の収支は報告の義務がない為、団体がいくら政治資金に使っていないと主張しても、その会費が政治資金として使われた可能性があり、任意団体は隠れみのとして機能していたのではないかとの疑いが生ずる。もしも政治団体が届け出をせずに寄付を受けたり支出をした場合には、罰則がある。
ちょっと比較しにくいけれど、政治団体の届け出をしていれば、お金の流れがはっきりわかる。任意の団体がお金を集めても届け出の義務が無いので全く分からない。という事です。そしてその任意の団体からの収入を政治活動に使う事はできない。
(政治団体の中で、資金管理団体とは、会計だけやっている訳ではなくてその議員が政治活動をメインでしている1つの政治団体なのです。)
しかし、任意の団体とその会の名称が同じだと、資金管理団体という政治団体で催されたパーティーなのか、任意の団体で企画されたパーティーなのか、「まぶち会」という垂れ幕を壇上に掲げて行われるパーティーで区別がつかない。

政治団体にせよ、任意団体にせよ、「まぶち会」で主催されたパーティーでその差益を政治活動に使うなら、政治資金パティーです。
政治団体で主催する政治資金パーティーなら個別の会ごとに開催した日と名称を収支報告書に記入して出と入りを個別に明瞭に公開しなくてはいけません。
しかし、馬淵議員のブログにあるように、まぶち会という後援会は「マブチスミオを支援してくださる熱心な支援の輪の中から自発的に生まれた後援会組織、それが「まぶち会」です。会の名称「まぶち会」政治資金管理団体と同じ名前

とあるように、資金管理団体とは別の任意の団体のようなのです。

任意の団体の会「まぶち会」からの政治資金パーティーではない収入だから、収支報告書には「その他の事業収入」として
24年、7百65万5千円。
23年、3百71万2千円。
22年、6百32万5千円。と個別の会ごとの記載をしないで(毎年)合算して資金管理団体「まぶち会」に入金しているのです。

彼の地元選挙区は奈良県ですが、東京や大阪で任意の団体「まぶち会」でパーティーを開催しています。会費を徴収しその会場費や飲食代を支払っていますが、何千万もないけれど24年には100万円以上の利益が出ています。政治資金パーティーじゃない!と言って、個別にA会場でいくらの会費を頂いた、B会場でいくらの会費を頂いた。祝儀を頂いた。などの記載義務はありません、から当然詳細は個別に記載されていません。
この時頂いた祝儀(会費以上の金額)は個人献金として届け出をしているのでしょうが、どの会で頂いたのかは不明です。(祝儀を受け取らないというなら別ですが)
もしも個人献金で処理しているのら、「まぶち会」の収支報告書に個人献金者として金額も明瞭に出しているのでしょうが、そうすると「その他の事業の収入なのか個人献金なのか、どっちの収入になるのか分かりません。

インターネットを見るとビアガーデンの会や、新年会をやったり、大臣報告会をやったり、飲食を伴う会を結構開いています。

この時会費以上のお金を持ってきた人は個人献金にするのか?それとも「その他の事業収入」に合算で入れてあるのか全くわからないということです。

そして、ここが1番の問題点ですが、後援会「まぶち会」なるものは政治団体ではないのですか?
「資金管理団体と同じ名前です。」と言っているところを見ると、違う団体なのですよね。
だけど、その後援会に入会して会費を払って頂くと、資金管理団体「まぶち会」への献金として扱います。とブログに書いています。

後援会で人集めして、1口1万円の年会費を徴収し、それをそのまま資金管理団体の個人献金にして入金しているわけですよね。
また、会費を貰ってパーティーを開催しているようですが、この後援会の収支はいったいどうなっているのですか?集めたお金は資金管理団体に収入として入金しているのでしょう?
1口1万円の会費を徴収している後援会「まぶち会」は政治団体ではありませんか?

政治資金パーティーで無いといっても、ちゃんと毎年事業収入が入ってきているパーティーを後援会に開催させて利益を出す。

同じ名前だから分かりづらい。わざと分かりづらくしているとしか思えない。

どう考えても、政治資金パーティーを開催しているんじゃないでしょうかね?

企業からのパーティー券の購入は絶対して頂きません。というならわかりますが、個人のお金を集めても、差益を資金管理団体の収入として政治活動に使うなら、立派な政治資金パーティーですよ。

任意の後援会の集会と言いたいのでしょうが、毎年継続的に収入にする会費を集める後援会「まぶち会」は政治団体の届け出をしていない脱法行為をはたらいているのではないのか?と言えなくもない。

そ、れ、と、も、

じ団体だ!資金管理団体の「まぶち会」と
マブチスミオを支援してくださる熱心な支援の輪の中から自発的に生まれた後援会組織『まぶち会』は同じ団体だ!
とでも、言うのでしょうか?
「まぶち会」の看板を掲げるパーティーは政治資金を集める目的で行われているものじゃないと言いきれますか?
毎年その他事業の収入は支出を上回って、毎年継続的に利益を出していて、その利益は、資金管理団体の収入として政治活動に使われていますから、全くの「政治資金パーティー」ではありませんか?
資金管理団体でパーティーをしてその差益を政治団体で使うのは、違法じゃありませんよ。全くの「政治資金パーティー」であり、政治資金規正法上問題ありません。
だから、見栄張って、「政治資金パーティーはしません!」なんていうのは嘘なんじゃありませんか?
と言いたいだけの事です。
パーティーの時の領収書。無記名で渡してませんか?
(無記名で渡しているが、その後は知らない。という言いわけは通りませんよね。盗泉と認識している企業からのお金で結局処理されていると言う事になるのは許せないでしょう!)
領収書に個人名の社員さんの名を書いても会社で経費として処理されていませんかね?
企業からもらう浄財。
絶対ありませんか?
言いきってますが、本当でしょうか?
資金管理団体と後援会の名称を同じにすると不明瞭な点がいくつも出てきますから、どちらかの名前を変えた方が宜しいかと存じます。
いまさら大変な作業になりますが、不明瞭を明瞭にする為に是非やって頂きたいものです。
任意の団体「まぶち会」で会費を集めて、それを資金管理団体「まぶち会」に入金しているのだから、任意の団体(後援会)「まぶち会」は特定の候補者を支持し、推薦し、会費を集めているのだから、政治団体の届け出が必要です。資金管理団体「まぶち会」とは別にその他の政治団体として届け出をしなくては政治資金規正法違反にあたります。
構図的には下村大臣の博友会がお金を集めているのと似ていますね。しかも馬淵議員はそれを政治資金として使う為に、資金管理団体に入金して、何年間も使い続けています。
人のフリ見て、我がフリ直せ。それが出来ない民主党。
先ずは、自分たちのあら探しをしてから他党の議員の追及をしてみては如何か。

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