『報道を斬る! (旧デイリー・メディアチェック)』(nifty ココログ)より転載させて頂きました。
(以下、転載記事 ↓のタイトルをクリックして元記事に行けます)
馬淵澄夫議員の方が、下村大臣の問題より深刻だ。
前々回、前回、と馬淵澄夫議員の資金管理団体「まぶち会」と任意の団体(後援会)「まぶち会」の問題点を書いてきました。
しかし、毎日国会で民主党議員が下村大臣の問題をねちっこく毎回毎回質問して、それをまたマスコミが取り上げる、というデキレースが繰り広げられている。
今朝の朝日新聞に
「博友会」巡り、下村氏を追及 参議院予算委員会
の記事がある。
これを、当ブログでは「博友会」を「任意の団体まぶち会」に置き換えてみた。
記事
参院予算員会の基本的質疑が16日、始まった。民主党は、下村博文、文部科学大相が「任意の団体だ」と説明する支援組織「博友会」をめぐる問題について、衆議院に引き続いて追及した。博友会が政治団体に当たり、政治資金規正法に抵触するのではないかとの指摘に対し、下村氏は繰り返し、「問題はない」と答弁した。
民主が連日、追及しているのは、地方の博友会が「政治団体」にあたるかどうかだ。
*ここのところ、重要なテーマだと言ってますが、「後援会まぶち会」は政治団体にあたるのか?というのと同じ問題。
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政治資金規正法では、政治団体を「特定の候補者の推薦や支持を本来の目的とする団体」と定義。選挙管理委員会などへの届け出と政治資金収支報告書の提出を義務付けている。
政治資金規正法では、政治団体を「特定の候補者の推薦や支持を本来の目的とする団体」と定義。選挙管理委員会などへの届け出と政治資金収支報告書の提出を義務付けている。
民主は、①博友会会員が支払った年会費が、下村氏が代表を務める政党支部への寄付になっているのではないか
*後援会まぶち会(任意の団体)の会員が支払った年会費が、馬淵氏が代表を務める資金管理団体への寄付になっている。(ブログにもそう書いているので認めている)
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②中部博友会の元会員が下村氏に「講演料を渡した」と証言しており、事実上の資金集めではないか、
②中部博友会の元会員が下村氏に「講演料を渡した」と証言しており、事実上の資金集めではないか、
*資金管理団体「まぶち会」の収支報告書を見てみると、毎年その他の事業収入で「任意の団体(後援会)まぶち会」からの収入を合算で記載し、支出と差し引きすると毎年収益を上げていて、その利益は政治活動に使われいる。
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ーの2点を追及。事実なら、博友会は下村氏を資金面で支援する政治団体だと指摘している。
ーの2点を追及。事実なら、博友会は下村氏を資金面で支援する政治団体だと指摘している。
*「任意の団体(後援会)まぶち会」が資金面で支援する政治団体ということは収支報告書を見れば一目瞭然だ。
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これまで、下村氏は①について「(博友会の)一部の有志が個人的に政党支部に寄付をしている」と説明し、組織的な支援を否定。
これまで、下村氏は①について「(博友会の)一部の有志が個人的に政党支部に寄付をしている」と説明し、組織的な支援を否定。
*「任意の団体(後援会)まぶち会」の会員は一口1万円の会費を払って、それは全て「資金管理団まぶち会」へ個人献金として処理されている。継続的、組織的に支援しているのだ。
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②については「受け取っていない」としている。
②については「受け取っていない」としている。
*馬淵議員は受け取っていないとは言えない、資金管理団体の収支報告書に堂々と入金している。
「任意の団体(後援会)まぶち会」の会費を堂々と資金管理団体に個人献金として入金しているのだ。
「任意の団体(後援会)まぶち会」の会費を堂々と資金管理団体に個人献金として入金しているのだ。
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この予算委員会で民主党の小川敏夫氏は、下村氏の政務秘書官が作成し、2月13日に地方の博友会幹部に配った資料に「年会費納入一覧表」と書かれていることを問題視。実際には政党支部への寄付として処理されているとして、「おかしいのではないか」とただした。
この予算委員会で民主党の小川敏夫氏は、下村氏の政務秘書官が作成し、2月13日に地方の博友会幹部に配った資料に「年会費納入一覧表」と書かれていることを問題視。実際には政党支部への寄付として処理されているとして、「おかしいのではないか」とただした。
*「任意の団体(後援会)まぶち会」が集めた年会費は資金管理団体「まぶち会」への寄付として処理されている事は収支報告書に出ていて明らかだ。
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これに対し、下村氏は「地方の博友会で、『年会費』と呼んでいる方が多かったから、わかりやすい呼称で、『年会費』という用語を使った」と説明。「会費が自動的に寄付になっているとの指摘があったが、(寄付の人数より、博友会の)会員がもっとたくさんいる。これ以外に地方の博友会で会費を徴収されているところもある」と述べた。
これに対し、下村氏は「地方の博友会で、『年会費』と呼んでいる方が多かったから、わかりやすい呼称で、『年会費』という用語を使った」と説明。「会費が自動的に寄付になっているとの指摘があったが、(寄付の人数より、博友会の)会員がもっとたくさんいる。これ以外に地方の博友会で会費を徴収されているところもある」と述べた。
*任意の団体(後援会)まぶち会入会のご案内は↓
まぶち会 会員募集
マブチスミオを支援してくださる熱心な支援の輪の中から自発的に生まれた後援会組織、それが「まぶち会」です。
よくある政治家の後援会のような後援会長を頂点とするピラミッド型の組織ではない新しい形の後援会を目指しています。
マブチスミオは、企業からの献金は一切受けないと決め、しがらみのない政治を目指しています。
マブチスミオの政治活動は、個人からの献金と多くのみなさまの助けによって支えられています。
マブチスミオは、企業からの献金は一切受けないと決め、しがらみのない政治を目指しています。
マブチスミオの政治活動は、個人からの献金と多くのみなさまの助けによって支えられています。
「まぶち会」概要
会の名称 | 「まぶち会」(政治資金管理団体と同じ名前) |
会 費 | 年会費 10,000円(一口) (政治献金として取り扱われます) |
期 限 | 1年間 |
内 容 | 会員証の発行、会報の発送、各種催し物のご案内等 |
※詳しくは、マブチスミオ後援会(まぶち会)TEL:0742(40)5531までお問い合わせ下さい。
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「(政治献金として取り扱われます)」なんて、堂々と、「任意の団体(後援会)まぶち会」が集めた金を政治家への寄付とします。と書いている。しかも、「任意の団体(後援会)まぶち会」は(資金管理団体と同じ名前)ですよと、わざわざ、同名の別団体だと認めているのです。
しかも、献金だけではなく、馬淵議員は政治資金パティーは開催しない!と言っているので、「任意の(後援会)まぶち会」で開催した会?の収入は、収支報告書では「その他の収入」として合算して報告されています。平成22年は様々な事業をしていますが、何の事業を開催を何時、何処で開催し、どれだけの収入が何時、何処で入ったのかさっぱりわかりません。政治資金パーティーではない!と言っているので個別に報告する義務が無いのです。
平成24年
その他の事業収入7,635,000円
支出6,367,316円
差し引き利益1,267,684円
平成23年
その他の事業収入3,712,000円
支出3,030,482円
差し引き利益681,518円
その他の事業収入3,712,000円
支出3,030,482円
差し引き利益681,518円
平成22年
その他の事業収入6,325,000円
支出
まぶちしみおを応援する会754,351円
国会ツアー1,627,975円
会場費 476,934円(大阪まぶち会)
1,644,380円(まぶち会総会)
1,294,267円(大臣就任報告会、東京)
差し引き利益527,093円
その他の事業収入6,325,000円
支出
まぶちしみおを応援する会754,351円
国会ツアー1,627,975円
会場費 476,934円(大阪まぶち会)
1,644,380円(まぶち会総会)
1,294,267円(大臣就任報告会、東京)
差し引き利益527,093円
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その他の事業の収支は毎年利益を出していて、全て資金管理団体まぶち会の政治活動に使われています。
その他の事業の収支は毎年利益を出していて、全て資金管理団体まぶち会の政治活動に使われています。
民主党は下村大臣の博友会がパーティーをやっていて、大臣にお金(講演料)や年会費を払っているので、政治団体だ!届け出していないぞ!政治資金規正法違反だ!と言っています。
馬淵議員は、「任意の団体(後援会)まぶち会」で年会費を集めています。また、任意の団体でパーティーをやっています。そして、その年会費も収益も政治資金管理団体に入金して、政治活動に使っている。
はっきりと、収支報告書に出ています。
はっきりと、政治資金規正法違反だとわかります。
本当はこんな事書いたって、見てくれる人は少ないし、政治と金とかなんとか言ってあたかも重大事件のようにマスコミは取り上げているようだけど、飽き飽きしてます。あら探しで政権をとった民主党のお家芸だからしょうがないのですが、他の野党のみなさんには、もうちょっと前向きな、政策に関する事、予算に関する事、日本を背負う政治家としての質問をして欲しいと願うばかりです。
アクセス数上げるためにも、次はやっぱり、「朝日新聞」について書こうと思います。