2015.4.8 22:28更新 産経west
学長同士の「スマホ論争」勃発!? 奈良医大の学長「スマホやめますか」を批判
奈良県立医大(橿原市)の細井裕司学長は4月8日、入学式で新入生に「スマートフォンは道具であり、使うことが難しいものほどその欠点を知って、使いこなせる人になってほしい」と呼びかけた。
スマホをめぐっては、信州大(長野県松本市)の学長が「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」と新入生に脱スマホを迫り、インターネット上などで賛否が巻き起こっている。細井学長は「奈良医大の学生にスマホをやめろというつもりはない」とも述べ、信州大学長の発言を批判した格好だ。
信州大の山沢清人学長は4日の入学式で、スマホについて「知性、個性、独創性に毒以外の何物でもない」「スイッチを切って、本を読み、友達と話し、自分で考える習慣をつけよう」と発言。新入生に「スマホやめますか、信大生やめますか」と迫った。
細井学長はこれに「理解できない」と反発し「スマホが独創性豊かな学生を育てることを阻害しているエビデンス(証拠)はあるのか」と疑問を呈した。
その上で「みなさんが学ぶのは証拠に基づいた医学、看護学で、どうもそうらしい、という固定観念は禁物」と述べ、新入生にスマホの利用を奨励した。
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信州大の学長って学者じゃないの?? と思いました。
あのスピーチでは単に時代に取り残された年寄りの呟きみたいなものでしょう。
大学の入学式は、学問の世界の玄関のような場です。新入生に与えるスピーチがボヤキでは困ります。
スマホを「知性、個性、独創性に毒以外の何物でもない」と決めつける珍論を述べるのであれば、学者としてその論拠を示さなければなりません。
そういう私はスマホを持っておりませんが、ガラケー使用は費用の面からで、家に帰ればPCで何でも検索して貪欲に情報に接しようとする老人です。
本を読んで友達と語り合うのも大切ですが、それだけでは得られない膨大な量の各種情報への常時アクセスは日本人を目覚めさせ、また研究・開発・ビジネスなどで成功を助けます。
医学・看護学はもちろん科学です。
科学の原点にしっかりと立脚する健全な考えを示した奈良医大の学長、GJです。
一方、信州大はこんな学長をトップに仰いでいて問題ないのかと、心配な気持ちになります。