カナダにお住いの櫛田B子さまの『天晴!にっぽん』(Hatenaブログ)より転載させて頂きました。
(以下、転載記事。 ↓のタイトルをクリックして元記事に行けます。)
Mischief On The Reef
[ワシントン 16日 ロイター] - 中国が南シナ海のスプラトリー諸島(南沙諸島)で、軍事利用が可能とされる滑走路建設を急速に進めていることが、16日に公表された衛星画像で明らかになった。
軍事専門誌IHSジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは、3月23日の衛星画像では、南沙諸島のファイアリー・クロス礁(永暑礁)北東部で、長さ505メートル、幅53メートルの舗装部分が確認できると指摘。中国は昨年に永暑礁で浚渫(しゅんせつ)作業を行い、人工島の造成を開始した。その後、南西部でも作業が行われているという。
また同誌によると、3月に撮影された別の画像からスービ礁(渚碧礁)でも埋め立て作業が行われていることが分かった。周辺の埋め立て工事を行えば新たな滑走路を建設する土地もできるという。
米有力シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は、4月11日の衛星写真によると滑走路の約3分の1が完成しているとし、長さは最終的に3110メートルになるとの見方を示した。
米ワシントンで開かれた日米韓3カ国の外務次官協議でも中国の埋め立て工事などが議題に上がり、斎木昭隆外務次官は協議後、中国は域内の懸念に対応する義務があると記者団に述べた。韓国の趙太庸外務第1次官は南シナ海の安定の重要性を強調した。
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こちらは今年3月のロイター記事
[ワシントン 19日 ロイター] - 米上院の有力議員らは19日、南シナ海で中国が行っている埋め立て作業の規模とペースについて警戒感を示し、米国が組織的な戦略を定める必要があると訴えた。
共和党のジョン・マケイン議員とボブ・コーカー議員、民主党のジャック・リード議員とボブ・メネンデス議員は、ケリー国務長官とカーター国防長官に宛てた書簡で、包括的戦略がなければ、米国と同盟国などの長期にわたる利益が「大きな危険にさらされる」と指摘。
南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)で中国が行っている埋め立てと建設は、中国の軍事的な活動範囲を拡大させる可能性があり、「米国と域内諸国の利益だけでなく、国際社会全体への直接的な挑戦だ」とした。
また、他国が既存の陸地で建設作業を行ってきたの対し、中国は陸地を拡張し、構造を変化させているとした。中国が人工島を軍事的に利用しようとすれば「深刻な結果」を招きかねず、中国が新たな防空識別圏を設定する可能性もあるとの考えを示した。
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〈参考〉
オバマ大統領もケリー国務長官も何やってるんでしょう。