れおんさまのブログ『My favorite ~Osaka, Japan~』より転載させて頂きました。
橋下は自分自身が政治に素人のくせして、特定の問題を巨大に投影し、敵愾心を煽ってあたかも破壊が正義であるかのように振る舞うポピュリズムに徹底してきました。
今回、辛くも辛くも大阪市は破壊から守られました。
私は大阪市民ではありませんが、例えば文楽は国民が共有する伝統文化なのに、地元の後援者である立場を棄てて逆に文楽を虐めています。
文化を愛する一国民としても、とても許せるものではありません。今すぐ辞めてしまえ!
〝大阪都〟はこれで消え去りますが、維新が力を入れるカジノ導入はまだまだ活きています。これもとても危険です。
(以下、転載記事)
大阪都「妄」想の失態を許すな
橋下は会見でしきりに
「民主主義の結果」「これが民主主義」だとか言ってたが、
最後までポピュリズムで市民を翻弄し、
「善意のある政治家」を装っていた点が非常に腹立たしい。
橋下こそ「民主主義最大の敵」であることは間違いの無い事実だ。
議会制民主主義を否定し、
自分の人気、維新の人気で住民投票に持ち込んで大阪市を壊そうとしたことは、
結果はどうあれ許すことは出来ない。
議員定数を減らし、無駄な議員を減らしたと実績を主張しているが、
その費用はわずかなものだ。
大阪都構想が実行されればどれだけのムダなカネが使われたことか。
そして維新の議員が大半を占める大阪府議会、市議会、そこで議員定数を減らすってことは、維新の都合のいい政策がやりやすくなるだけ。そのための議員定数削減をしただけ。結局、橋下の都合の良い削減であったに過ぎない。
これも大阪府民は騙されている。
いや、今回の住民投票事態、ムダ以外の何ものでもない。
最初から民主主義が実行されておれば使われることの無いムダなカネと時間の浪費。
そして何より大阪に対立構造を偽造し、そこと戦う正義の味方として演技をし、
多くの大阪府民をダマしたことも許しがたい。
大阪に対立構造なんて存在しない。
橋下府知事時代の負債が多くなり、
穴埋めが出来ないほど維新政治が無能無策であったために
それを挽回するために府よりもまだ金銭的に裕福な市から
カネと権利を盗むだけの構想、というより「妄想」。
かつての植民地の宗主国が支配した国をうまく統治する方法を大阪で用いたのだ。
DIVIDE & RULE 分割統治
分割統治とは、ある者が統治を行うにあたり、被支配者を分割することで統治を容易にする手法。被支配者同士を争わせ、統治者に矛先が向かうのを避けることができる。分断統治とも。
大阪市を「シロアリ」などと悪者扱いして揶揄し、
それを壊すことを正義と見せかけ、
既得権益打破をスローガンに世論を味方につける。
一見、正しいように見えるスローガンで全てが間違いとは言えないが、
局部的誇張によりその既得権益を次のシロアリが奪い取るだけの話。
新しい「シロアリ」、それこそが本当の「シロアリ」であるわけだが、こいつらが大阪市の利益を新しく吸いつき始めてる間、大阪市も大阪府も停滞し、何のメリットもない。
それが「大阪都構想」の真相だ。
「ワン大阪」を掲げながら、大阪府民、大阪市民をダマし、「ひとつの大阪」どころか、大阪をバラバラにした能無し行政、逸脱した民主主義は到底許せない。
まさしく「分断統治」で大阪を植民地化した独裁者になろうとしたことにまだ大阪府民も市民も日本国民も気付いている人は少数派であろう。