私の育った地域は特に日教組が強くて、日本史の授業は酷いものでした。
教科書はちょっとだけ触れて、ほどんどが副読本による説明です。
その副読本には年貢の取り立てに困窮する悲惨な農民、片や権力者の贅沢、騙し合い、非情など、古代から近代までの古文書から抜粋した資料が盛り沢山に列挙されて、こうだと生徒は誰でも日本の歴史が嫌いになります。
左翼による左翼のための歴史なんて要りません。
「おらが国の殿さまは立派なお方だ」とか、庶民の声が役人の文書に残っていたとしても、左翼学者は取り上げないし、一般人はそもそも古文書が読めません。
時どき見る『なんでも鑑定団』では掛け軸や古文書などの崩し字をスラスラ読む専門家に毎回驚きます。
各地にはまだまだ手つかずの古文書も眠っています。
一般人が読むことができたら、郷土の誇りだけでなく、日本の真の歴史も更に輝くかも知れません。
産経の報道記事は、なんと地震学者が古文書を読む必要から、スマホなどで使える解読アプリを開発した話です。
アプリは歴史ファンの一般国民に拡がれば、どんどんと解読され、ネットにアップされて新たな歴史の見直しが始まるでしょう。
このアプリを調べたら、『KuLA』 というのがあって、これのことかと思います
一般の歴史ファンが偏向した定説を覆してくれるかもしれません。
古文書の崩し字を解読、IT活用も
京都大では週1回、地震学者が歴史学者の手ほどきを受けながら古文書を解読する「古地震研究会」が開かれる。10人ほどの出席者は印刷された史料やスクリーンを見つめ、思案しながら文字を読み上げていく。研究者だけでなく、大学職員や学生の姿もある。
日本で近代的な地震観測が始まったのは明治時代。それ以前の古地震を理解するには歴史記録が不可欠だ。しかし、崩し字で書かれた古文書の解読は容易ではない。
研究会の加納靖之・京大防災研究所助教(地震学)は「歴史学や文学の専門家には本来の研究があり、彼らに頼るのは限界がある。地震学者が自らの視点で読めば独自の発見があるかもしれない」と意義を強調する。
貞観地震で大津波が襲ったことは古文書で知られていたが、学界ではあまり注目されず、東日本大震災の発生を予測できなかった。3年前、有志の地震学者が研究会を作った背景には、この反省もあった。
京大が所蔵する善光寺地震(1847年)の史料から解読に着手した。江戸末期に発生し、被害も大きかった地震で記録が豊富に残っている。字を読めず行き詰まったときは、他の史料を参照することで解決できるため、教材として適しているという。
研究会はIT(情報技術)の活用にも積極的だ。解読した古文書は、検索しやすい形でデータベースにまとめていく。情報学者の協力を得て解読を支援するソフトウエアも導入した。
崩し字を一般にも広めようと研究会のメンバーがスマートフォン用の学習アプリを開発し、先月からネット上で公開している。多くの人が古文書を解読できるようになればとの思いからだ。加納氏は「より多くの古文書が活用しやすい形で後世に残り、研究や地震対策に役立ってほしい」と話している。