食糧問題に昆虫活用を 国連、食用や飼料として
2013.5.14 08:45(産経)[食・グルメ]
国連食糧農業機関(FAO)は13日、世界の食糧問題に対処するために昆虫類の活用を勧める報告書を発表した。食用として栄養価が高いほか、環境に優しい家畜飼料用などとして、さらなる可能性を秘めているとしている。
報告書によると、世界では少なくとも20億人がすでに甲虫やハチ、バッタなど約1900種類の昆虫を伝統食としている。鉄分などの栄養が牛肉より豊富なものもあり、採集や飼育は産業化されれば雇用や収入を生み出す可能性がある。
また家畜の飼料に昆虫を活用することで、飼料用の魚類をヒトの消費に回すこともできると指摘。昆虫は飼育に際して、メタンなど温室効果ガスをほとんど出さないため、環境破壊にもつながらないとしている。(共同)
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JAXAはNASAの1/10の人員と予算で頑張っています。
スタッフの中には何と、虫を研究している人もいる。
それは将来に月や火星に長期滞在する時に、必要な全ての食糧は持って行けません。ごく限られた栄養素とエネルギーから食料を自給自足しなければなりません。
動物性蛋白も必要で、この効率の観点からは牛・豚<<鶏<<虫です。
ところで日本には大昔から伝統的にお付き合いの長い虫がいます。
それはカイコ〈蚕)です。カイコはとてもおとなしく、悪さをせず、逃げ出しもしません。逃げ出しては生きてゆけません。
そしてとても栄養価が高いです。
さて、カイコの味ですが、マジで海老に似ているらしいです。生物の分類として、遠くはないですね。
料理法も研究されています。
もっと研究が進んで、
桑(くわ)よりも簡単に成長してカイコが好んで食べる植物。
成長の速いカイコの種類。
これらが解決されれば、食用カイコは人類の食糧問題を救うでしょう。
あとは・・・食べる勇気だけですね。
ちなみに、食用へ特化すればするほど、絹糸の生産からは遠のいてゆくと思います。
既に昔からカイコを食べている地域もあるようですね。
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