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ヘイト法案はこのまま廃案にできるか。 国会の実質の審議はあと10日間

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今国会、実質審議はあと10日程度 17日に補正予算案成立へ


 自民、民進両党は9日、熊本地震の復旧・復興策を盛り込んだ平成28年度補正予算案を17日の参院本会議で成立させることで合意した。今国会の会期は6月1日までだが、今月26、27両日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を踏まえると、審議できる日数は実質10日程度。与党が今国会で成立を目指す重要法案は「一票の格差」是正に向けた衆院選挙制度改革関連法案だけとなり、早くも「閉店ムード」が漂っている。

自民党の佐藤勉、民進党の安住淳の両国対委員長は9日、国会内で会談。佐藤氏は補正予算案について「一刻も早く災害復旧の予算を執行したい」と述べ、衆参両院の審議を各1日とするよう求めた。安住氏も「熊本地震に関する補正なら協力する」と応じた。
 これにより、13日に国会提出される補正予算案は16日に衆院の予算委員会と本会議、17日に参院の予算委と本会議で可決され、同日中に成立する予定だ。
 両氏は会談で、18日に安倍晋三首相と民進党の岡田克也代表らによる党首討論を開くことでも合意。ただ、今年最大の政治決戦となる参院選を前に与野党が国会で対決する場面は今後あまりなさそうだ。

 衆院選挙制度改革関連法案は、先月28日に民進党案を否決したうえで与党案が衆院を通過。民進党参院幹部は「衆院選改革の案件を参院で否定はできない」と抵抗しない構えで、参院政治倫理・選挙制度特別委員会で1日程度審議したうえで、今国会中に成立する見通しだ。
 ただ、今国会は異例の早さとなる1月4日召集にも関わらず、これまでに成立した政府提出法案は26本。既に衆院を通過し、参院で審議中の法案などが全て成立しても43本で、会期が150日以上あった通常国会では戦後3番目の少なさになる。
 とはいえ、野党は参院選前に対決ムードを高めることも念頭に、補正予算成立後に内閣不信任案の提出も検討している。ただ、民進党は補正予算案には賛成する方針で、対決機運は盛り上がりに欠けている。(田中一世、松本学)

沖縄での米軍人への「ヤンキー・ゴーホーム!」などもヘイトに含める変化球で自民党が対応する取組をして注目されましたが、ここへきて成立しない見通しが出て来ました。
元々は取調べの可視化の根拠となる刑事訴訟法の改正法案を自民党が出そうとしたのを、野党側がヘイト法案の成立を条件にしてきたものだそうな。

いまは安倍総理と官邸がわりとしっかり政権を握っているが、未来永劫に自民党が続くとは思わない方がいい。いや、自民党であっても“リベラル”と称される連中が政権をとるかもしれない。
法律は新規に一旦成立してしまうと、法律の改正はそれよりも容易いです。
ヘイト法案は将来の運用に大きい危険をはらむ種なのです。

サルカニ合戦に、サルに騙されておにぎりを柿の種と交換するくだりがあります。
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でも、「取調べの可視化」って、おにぎり以下じゃないの!
成立したらしたで運用を巡って、ごちゃごちゃ一杯出てきますよ。
とくに重罪の取調べはかなりの時間がかかるので、仮に全て録画したとしても、
誰かがその人の基準で編集するからです。

取引きにならない取引に自民党は気付いていますか。
少なくともヘイト法案は継続審議でなく、廃案が妥当です。
“ヤンキー・ゴーホーム!”への対応については、日米安保に関連した別の法律に入れ込みましょう。


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