維新の会:堺市長選に西林氏擁立へ
毎日新聞 2013年08月08日 15時01分
大阪維新の会は、任期満了に伴う堺市長選(9月15日告示、29日投開票)で、維新堺市議団幹事長の西林克敏氏(43)を擁立する方針で最終調整に入った。党外からの候補擁立を模索したが難航、党内からの擁立を決めた。西林氏は前向きに検討するとみられる。
維新は、読売テレビのアナウンサーら複数の党外関係者に出馬を打診したが、いずれも固辞された。候補者決定の期限とするお盆が迫る中、市議4期目で市政に精通した西林氏に絞った。西林氏は、中山太郎元外相の秘書などを務め、2001年の堺市議補選に自民党公認で初当選。10年4月に大阪維新の会に参加し、秋に自民党を離れた。
市長選では、維新が進める「大阪都構想」に対し、現職の竹山修身市長(63)が参画反対を掲げて出馬する。
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堺市は大阪市の南に隣接する大都市です。
橋下大阪市長の言う「大阪都」は大阪市を壊して堺市と併せた「都」を作るというもの。
この構想の説明と問題点などは過去記事をご覧ください。
[関西発信] 大阪都構想の可否がいよいよ決戦に 堺市長選挙 (7月24日)
堺市の市民は、伝統ある堺市を壊してわざわざ「大阪都」に参加してメリットがどの程度あるのか、真剣に考えてください。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」という言葉があります。
中世からの自治都市として世界に知られていた堺が大阪に呑み込まれ、牛のシッポのような存在になって良いのでしょうか。
市民の誇りと良識に期待します。
アナウンサーらにも出馬を断られてドタバタの状態でお鉢が廻ってきた西林氏は恐らく橋下の本当の望みでは無い筈です。
維新のお膝元とはいえ、維新は満身創痍になっている。
私は堺市民ではないが、「大阪都」構想に反対する現職市長の竹山氏を支持します。
市の規模だけのことではありません。
天皇陛下あっての「都」であって、日本に二つの「都」は不要です。
選挙は9月15日公示、29日投開票です。