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Channel: くにしおもほゆ
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「害獣」は濡れ衣だった! 日本最小のカヤネズミ、実はイネをほとんど食べず 滋賀県立大の調査で判明

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「害獣」は濡れ衣だった! 日本最小のカヤネズミ、実はイネをほとんど食べず 滋賀県立大の調査で判明

 これまでイネを食害する害獣と見なされてきた日本最小のネズミ「カヤネズミ」がイネをほとんど食べないことが、滋賀県立大環境科学部非常勤講師の畠佐代子さんらの調査で分かった。カヤネズミは、近年生息地の減少によって全国的に絶滅が危惧(きぐ)されており、畠さんらは「巣を見つけても殺さないでほしい」と呼びかけている。

 カヤネズミは、体長約6センチ、体重7~8グラムの日本で一番小さなネズミ。主に草むらに住み、イネ科の植物で巣を作るため、イネ科の植物の総称「茅(かや)」からその名が付けられた。全国的な環境の変化によって減少傾向にあり、滋賀県では「希少種」に指定されている。
 しかし、田んぼのイネにも巣を作ることから、農家にイネを食害する害獣と見なされて捕殺されることもあるという。

 一方で、カヤネズミは夜行性で食事の行動を観察することが難しいため、これまでくわしい調査が行われてこなかった。そこで長年カヤネズミを研究テーマとしてきた畠さんが同大の高倉耕一准教授の協力を得て食性を調査した。
 調査は平成27年6~11月、同県彦根市開出今町の田んぼと休耕田で見つかった29個の巣を対象に実施。巣からフンを採取し、分析した結果、イネのDNAが見つかったのは休耕田の巣1個のみで、多くの巣からは雑草のスズメノヒエやイヌビエのDNAが見つかった。
 このことから、畠さんは「カヤネズミはほとんどイネを食べず、むしろイネの害になる雑草を食べており、食害といえるレベルではない」と結論づけた。


 イメージ 1 イメージ 2 イメージ 3

東北と南西諸島では発見例はないものの、各地ですこしずつ見つかっていて、
なんと東京都町田市にもいるようですよ。
もし見つけたらそっとしてあげましょう。
人と生き物が自然の中で共存してゆくのは素晴らしいと思います。

日本の希少な生き物は大切ですね。
私はコウノトリやトキにはあまり関心がありません。
日本に棲息していたものは絶滅して、現在のものは中国から移入したものですから。

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