政治学者の倉西雅子さまの『時事随想抄』より転載させて頂きました。
ことの重大さを踏まえて、特に心血を注がれた一連の記事をお読みください。
この10記事は既に転載させて頂いてます。
「宮内庁高官は」とか「政府は」とか、誰がどう言ったか不明なままでマスコミによる巧妙なプロパガンダが進行中です。「“生前退位”が天皇陛下の強いご意向で、政府は既に検討を開始している」という既成事実化作戦です。実態は韓国の影響を強く受けた東宮一家を担ぐ宮廷クーデターでしょう。
皇室のことは国民が言うべきではないとする考えは危険です。今どんどん声をあげないと左翼・反日の思惑通りの流れになります。陛下が国民に直接お話になったことを以て、国民は天皇と皇室について畏れながらも考えを述べるべしと思います。
(以下、転載記事。 ↓のタイトルをクリックして元記事に行けます。)
皇室をめぐっては、生前退位-譲位-問題のみならず、皇位の安定的な継承にも言及する意見も見受けられます。皇位の安定的継承とは、実際には、女系天皇や女性天皇、並びに、旧宮家の復帰問題なのですが、一つ、気がかりなのは、日本国民の多くも皇統を継いでいることを忘れていることです。
日本国の歴史を見ますと、天皇の血統を厳格に閉じ込めるのではなく、全国に向けて広げる方針が採られていたようです。古代では、全国66の郡家から采女を採用する制度があり、この制度を介して、皇室の血は、地方にまで及んでいます。また、親王が源氏を名乗ったり、姓を賜って臣下に下る習わしもあり、天皇を祖とする家系は、少なくありません。天皇家は、日本国民の”本家”のようなもの、と称されるのは、こうした古来の慣習に拠ります。姻族等を含めますと、皇統は、多くの日本国民の血に流れており、広く浅く全国に拡散しているのです。
こうした日本固有のあり方を考慮しますと、民間妃の入内による皇統が薄まってしまった今日にあっては、明治天皇の出自疑惑を除いても、皇統の濃さにおける皇室と国民の差は小さくなり、皇室を特別視することが尚更に難しくなっています。しかも、小和田家が出自不明では、”本家”の位置づけにも疑問が生じます(国民に知らせることなく、朝鮮半島出身者を妃としたのであれば、民心が離れるのは必至…)。
皇位の安定的継承とは、現在の皇室の血統が繋がればよい、という意味であるならば、将来的には、婚姻等によって殆ど日本人ではない天皇の即位もあり得ます。外国や特定勢力の傀儡となったり、中国大陸や朝鮮半島風味の皇室に変質するのであれば、日本国民は、天皇家が途絶えても、自らが皇統を継いでいることで満足し、新たな国制のあり方を模索すべきではないかと思うのです(国民の皆が皇孫であると捉える方が、民主主義との親和性は高い…)。
よろしければ、クリックをお願い申し上げます。