「愛国百人一首って、一体何?」の疑問には、下の過去記事一覧の1番目をご覧ください。
踏み分けよ大和にはあらぬ唐鳥の跡を見るのみ人の道かは
伏見稲荷の神主の荷田春満(かだのあずままろ)の作です。
「唐鳥の跡」とは、中国の文字や書籍の比喩です。
唐土(もろこし)の鳥の足跡ばかり見て歩くのが日本人としての道かどうか、わきまえてください という意味です。
江戸時代、幕府の奨励していた儒教ばかりが学問ではない。
自国の古典を究めて無比の歴史を知るべしとの作者の主張です。
現代にそっくりの状況だと思います。
そう言う私も自戒しなければなりません。
例えば古事記は昔と最近の二度読みましたが、冒頭のロマンあふれる部分を除いて、東征の部分になると既にかなり忘れています。
全国の有名とされている社寺で、知らないところが一杯あります。
ネットは便利なもので、それぞれの道に詳しい方が発信されているので有難く勉強させてもらっています。