見つかるか?第9惑星 すばる望遠鏡で観測へ 重さ地球の10倍と予測 海王星のはるか外側に
米国のチームが存在の可能性を指摘した第9惑星の想像図。
右下の明るい点は太陽(カリフォルニア工科大提供)
太陽系で海王星よりはるかに遠くにあり、重さが地球の10倍あると予測されている“第9惑星”を捉えるため、国立天文台などの国際チームは5日、9月末~10月初めにかけて米ハワイ島のすばる望遠鏡を使って観測に挑戦することを明らかにした。
今年1月、米国の研究者が、存在の可能性を指摘。国際的注目を集めた。直接観測には、世界最大級のすばる望遠鏡が最も適しているといい、発見できれば、2006年に準惑星に格下げされた冥王星に代わる9番目の惑星として認定されるかもしれない。
挑戦するのは、国立天文台の吉田二美専門研究職員(惑星科学)らのチーム。すばる望遠鏡に搭載された広い視野を観測できる最新の大型カメラを用い、これまで観測されていない遠方を狙って観測を実施する。第9惑星の存在を理論的に示したマイケル・ブラウン米カリフォルニア工科大教授らも加わり、観測領域の選定を進めている。 (共同)
「すばる」は車の名にもなっていて、唯一の日本語由来の星座です。
すばる望遠鏡は観測に邪魔な大気の揺らぎと大気中の水蒸気を避けるために、ハワイの標高4200mのマウナケア山頂にあります。
冥王星が外れたあと、現在は太陽系の惑星は8個とされてきましたが、地球の10倍もある惑星があるというのは凄いことです。
日本のすばる望遠鏡で日本の国立天文台のチームらによって、第九惑星が発見できれば、きっと日本に命名権があるのでしょうね。大いに期待します。
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