【野口裕之の軍事情勢】 北朝鮮の弾道ミサイル発射場に無防備な将校4人の姿が… 金正恩氏の核戦略を侮るべからず
北朝鮮の労働新聞が9月6日に掲載した弾道ミサイル発射訓練の写真。手前にあまりに無防備な人影が見える(共同)
北朝鮮が5回目の核実験を強行した9日、韓国の朴槿恵大統領は「権力を維持するために、周辺国の忠告に耳を貸さぬ金正恩(朝鮮労働党委員長)の精神状態は制御不能とみなければいけない」と、呼び捨てで激しく非難した。韓国紙・朝鮮日報(10日付)も社説で、北朝鮮を「ゴロツキ」と罵倒した。ところが、わが国は「精神状態が制御不能なゴロツキ」の手口をきちんと学習していない。今次小欄は、北朝鮮の核・ミサイルの脅威度を洗い、対する日本の安全保障態勢や国防認識がいかに追いついていないかを検証する。
産経の記事の冒頭部分です。長文ですが、一読の価値あります。
さて、何とも奇妙な写真ですね。
「将校4人の姿」? 二人のほかにこれを写したカメラマンが当然います。
よく見るとずっと先に更に2人が。
合成写真ではないと思います。人と周りの草木のぼやけ具合に不自然さはありません。大型車両のタイヤや運転台の大きさから、射点から立ち位置までの距離を計算できますね。手前の2人は腰が引けているようにも見えます。当然ビビッているのでしょう。先の2人は立ち位置に差がありますね。一番先頭の人は熱気を浴びて無事ではないと思います。
ロケットエンジンは燃料が液体であれ固体であれ、点火直後に異常燃焼して爆発する可能性があり、また一旦離陸しても計算どおりの推力が得られないとその場に落下します。
過去に悲惨な事故がいくつかあり、JAXAでは射点は地下の建物から作業・観測して地上は無人です。
自国の軍人でさえ、何ら身の安全を考慮しない北朝鮮が、日本人の生命を考慮するとは考えないほうがいいと思います。