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[転載] 基礎研究ばかりではない;原子力研究の火も消してはならない

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憲坊法師さまのブログ『頑固爺TP400の断末魔期高齢者憲坊法師の徒然草』より転載させて頂きました。

(以下、転載記事)


先日こんなことを書きました:

大隅先生の警告についてである。

今や原子力に関しても同じことが言える。

我が国には、非常に不幸なことなのだが、幼児性核アレルギー患者(実時さんは「猿」と呼ぶが、私は「それはお猿さんたちに対して失礼だというスタンス)が多すぎて今後の原子力発電所の建設はむつかしい。

その結果、今や学生で原子力を志向する数が激減だそうだ。

新しいものができることが好ましいのだが、そればかりではない。現存の原子力発電所を保守・運営していかなければならないのだ。

今後原発の保守・運営が日本人の手によってではなく、外国人に手によることになれば我々は生殺与奪の権を外国人に握られてしまうことになる。

その外国人が支那人や南朝鮮人ということになれば、日本人に死刑判決が下されたも同然。

そういう事態を避けるためにも、早期に原発の再開を図らなければならない。

だけど安倍腰抜け首相が核武装も、尖閣も及び腰だからなぁ。


2016.10.5 11:01

【湯浅博の世界読解】中国・フランスに原発を依存すると「生殺与奪の権」を握られかねない 官僚頼み止め政治が英断を

 
廃炉の方向となった高速増殖炉「もんじゅ」

 英国のメイ政権によるヒンクリーポイントの原子力発電所をめぐる右往左往は、近い将来の日本の姿であろう。英国が独自に原発を建設する能力を喪失し、中国やフランスに依存しなければならなくなったからだ。
 日本もまた、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」をはじめ、原子力政策の現状をみるにつけ、やがて中国の原子力技術に頼らなければならなくなる日がやってくる可能性がある。
 就任直後のメイ首相が、ヒンクリーポイント原発建設に一時、待ったをかけたのは、中国の関与があったからだと英誌エコノミストはいう。
 メイ首相はキャメロン前首相の政策と決別し、7月に承認を見送る方針を表明した。原発はフランス電力(EDF)が建設するが、中国が投資額の3分の1を出資する。これだけ巨大な基幹プロジェクトになると、いつ安全保障にかかわってくるか分からない。
 フランスが途中で撤退すれば、中国がすべてを請け負う結果になりうるからだ。英中が蜜月関係にある間はともかく、全体主義国はいつ政府介入があるか分からない。
 中国の国有企業が建設する原子力発電所なら、サイバー攻撃の標的になるよう細工することは容易だ。実際に英国情報機関は、枢要なプロジェクトに中国が関与することに警告を発していたとの報道があった。
 欧州連合(EU)を離脱する英国は、交易条件を変えないためにフランスの協力が必要になるし、巨大な市場をもつ中国との関係が悪化することは避けたい。そこでメイ政権は、EDFが英国政府の同意なく原発完成前に撤退することがないように合意を取り付けた。中国肩代わりの可能性を遮断するためである。
 しかし、エコノミスト誌は国有企業の中国広核集団がヒンクリーポイント原発を足掛かりに、拡大の思惑があることを指摘する。同集団は英国が計画するブラッドウェル原発やサイズウェル原発にも「原子力発電能力を提供できる」と視野に入れる。
 日本も「もんじゅ」を廃炉にすれば、自動的にフランスや中国に依存する道へ踏み込むことになる。「もんじゅ」をお荷物扱いする経済産業省は、頓挫しているはずのフランスのアストリッド計画に依存しようとしている。東京大学大学院の岡本孝司教授によれば、「もんじゅ」が核燃料サイクルの発電を目的とする高速増殖炉であるのに対し、アストリッドは放射性廃棄物処分のための設備である。しかも、地震の多い日本の独自技術を結集した「もんじゅ」の代替にはならない。
 国産エネルギーをもたない日本は将来、中国やロシアに生命線を握られかねない。そうした悪夢は、英国よりも前に、ウクライナで起きている。
 ウクライナはチェルノブイリ原発事故を経験しながらも、半分の電力を原子力で賄い、残りをロシアの天然ガスに依存する。ロシアはクリミア半島を奪ったうえ、なおウクライナ東部に兵力を温存している。エネルギー自給ができず、安全保障上の首根っこをロシアに握られているのである。
 日本が中国にエネルギー開発技術と供給を仰ぐようなことになれば、尖閣諸島を含む日本の生殺与奪の権は抑えられてしまう。省益が優先の官には頼れず、政治の英断を待つしかない。(東京特派員)

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