「おめでとう東京」五輪決定後にネットで感動を呼んだトルコからの祝福
東スポWeb 9月8日(日)20時5分配信
2020年夏の東京でのオリンピック、パラリンピックの開催が8日早朝に決まり、日本列島は歓喜に包まれた。この開催をめぐりスペインととも“ライバル”となったトルコの人々の行動がネット上で感動を呼んでいる。
ツイッターでも決定後多くの日本人が喜びの言葉を上げ感動を分かち合ったが、その後さらに感動的なことが起こった。世界のトレンドワードには「Tebrikler Tokyo」との言葉が入ったのだ。意味はトルコ語で「おめでとう東京」。トルコの人々からの日本への祝福だ。トルコ語で「トルコは日本の友人です」との言葉や日本語による「東京おめでとう」との祝福も見られた。
もともと親日国として知られるトルコだが、落選してすぐに相手国の開催を祝うことは簡単なことではないだろう。この話がネット上で広がると「かなり感動した」「オリンピックが決まったことよりうれしい」などトルコへの感謝を述べるツイートが数多く寄せられた。
アルゼンチン・ブエノスアイレスの会場でも東京が開催地に選ばれた直後、トルコのエルドアン首相が安倍晋三首相に駆け寄り、抱擁し祝意を示した。開催国をめぐり争った相手であっても、決定後には相手を祝福する。「平和の祭典」と呼ばれるオリンピック、そしてスポーツの尊い精神を体現したトルコの行動だった。
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そのあと、偶然かどうか、日本人女性が襲われて死傷する悲しい事件が起こりました。
現地で1000人の追悼行進があり、在住の日本人の方が、写真を撮って状況をどんどんツイートしてくれています。
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【カッパドキア】現場は携帯電話もつながらない場所です 容疑者の男がこうした条件を選んだ可能性もあります このハイキングコースでは先ほど、地元の人たちおよそ1000人が行進し、被害者の追悼行事を行いました pic.twitter.com/Of9VhGcUqc
大好きな日本が殺されたことで、大きいショックを受ける人達です。
「ごめんなさい」などのプラカードもあり、只の追悼というよりも、多くの人が本気で謝ってくれています。自分のせいでもないのにです。
ここからは、現地に在住の方による写真です。
街に日の丸が増えてきています。
日の丸を出す店も出てきました。
追悼行進参加者の多くが二人の日本人の写真をバッチにして身に付けています。
「申し訳ございません」のTシャツも
花で作った日の丸の献花台です。
日本とトルコは随分遠い位置なのに、心はこれほどまでにつながっています。
それはエルトゥールル号遭難事件(1890年) に始った善意のキャッチボールです。
日本人の滅私の友好が積み重ねられた結果です。
この時は、大変大きな恩義がトルコから日本に与えられました。
上の写真は2011年に起こったトルコの地震を救援に行かれたNGOの宮崎さんです。トルコの人達と親密な交流をされていたのですが、宿舎が余震で倒潰して亡くなりました。
トルコは国葬に準じるような厳粛な葬儀を行い、ミヤザキ・パークという記念公園を作って宮崎さんの銅像を建てました。
今回の悲しい事件も、両国のきずなを強くするきっかけであれば、と思います。
トルコに直接話したい方のために、在東京トルコ大使館のメールを貼っておきます。
駐日トルコ共和国大使館
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2-33-6
Tel: 03-6439-5700
Fax: 03-3470-5136
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平日 09:00-12:30, 14:00-17:30
日本の土・日、祝日と10 月29 日(トルコ共和国記念日)は休館です
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