【高木桂一の『ここだけ』の話】
モノ言う昭恵夫人は“平成の山内一豊の妻”か
2013.12.15 12:00 (産経)
(3/5ページ)[高木桂一の『ここだけ』の話]
昭恵夫人は東京・内神田に居酒屋「UZU」を開店し、店頭にも立った。自ら東京電力福島第一原発周辺の帰還困難区域に何度も足を運び、11月12日の北海道新聞主催の講演会では、安倍政権が進める原発の推進・輸出政策に反対の考えを訴えたほか、居酒屋経営者としての苦労から消費税増税にも異を唱えた。
同時にメディアにも頻繁に登場し、最近では12月9日発売の「週刊現代」(講談社)単独インタビューに応じ、夫や安倍政権の政策に対する思いをありのままに語った。
「主人と私は別人格。心の底から正しいと思ったことを発言していく」
従来のファーストレディーを枠を打ち破るかのように、そう自身の思いを奔放に発信する昭恵夫人に対し、自民党のベテラン議員は「今の腰砕けの野党よりも野党らしい。安倍さんも苦々しく思っているに違いない」とこぼす。
12月3日発売の「週刊朝日」も、「原発ゼロ」を叫びだした小泉純一郎元首相とともに、身内の昭恵夫人が安倍首相の政権運営への“不安”になると書いていた。政権に批判的な夕刊紙「日刊ゲンダイ」も「首相夫婦の亀裂は決定的」とダメだしした。
首相自身は11月22日の「いい夫婦の日」の前夜、フェイスブックに「家庭の幸福は、妻への降伏」と自虐的に記した。しかし、昭恵夫人が本当に政権への“不安材料”になっているのだろうか。
それは違う。むしろ昭恵夫人は安倍政権の「広告塔」であり、首相官邸がそのキャラクターを存分に広報戦略に生かそうとしているのではないか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夫婦の形は夫々で、私はいちいち関心をもつことなどありません。
しかしそれが我ら国民のリーダー安倍総理とその奥様のことであるなら、話は別です。
前々から言われてきたことですが、マイペースの言動の昭恵夫人は心配と言えば心配。これまで色んな相手と政治論を戦わせ。百戦錬磨の安倍総理が論客でも何でもない一女性と、真剣に議論をしたことがあるのかどうかも怪しいですね。
夫人は大会社の社長令嬢として自由に育ったとおもいます。そういう夫人をきっと安倍総理は夫人を自由にさせているのでしょう。
その自由な言動が話題になりますが、それでいて大きな問題には発展しないのです。。反対派が夫人を担ぎ出してお神輿に載せようとしても、そうは問屋はおろしません。
この夫婦は役割分担しているかに見えます。
つまり、敵陣営を安心させ、油断させる千両女優です。
私にとって、印象的な夫婦はペルーのフジモリ大統領夫妻です。
日本大使館がゲリラに占拠され、特殊部隊に突入の指示を出した朝、
大統領はもうひとつ大きな決断をしました。かねてから不仲の夫人との離婚届にサインをしたのです。
安倍総理のご夫婦はこのようにはならないと確信しています。
それは「ファジー」だから。
もちろん、厳しい意見が多いことは知っています。
それなりにファーストレディーとしての職責を果たしていますし、
いいんじゃないですか。私は楽観的に見ています。