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尖閣からも天然記念物アホウドリが聟(むこ)島に飛来、今年も産卵。

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アホウドリ 尖閣諸島出身も飛来

アホウドリは10月から繁殖期に 尖閣出身も飛来

(The PAGE 2013.09.165)
アホウドリがまもなく、繁殖期を迎える(10月−5月)。アホウドリは、絶滅危惧種に指定され、小笠原諸島・婿(むこ)島で保護活動が行われているが、昨年には、沖縄・尖閣諸島出身の“お嫁さん”、メスが観測された。
 山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)は、2012年11月に小笠原諸島・聟島のペアに生まれた未受精卵を調べ、遺伝的な特徴から“お嫁さん”の出身地が尖閣諸島であることを突き止めた。

絶滅危惧種のアホウドリ 繁殖地を聟(むこ)島に

 “お嫁さん”のことの前に、ちょっとアホウドリについて説明を。実は同研究所では、絶滅危惧種にも指定されている日本の特別天然記念物、アホウドリの保護活動に長年取り組んでいる。19世紀末に羽毛採取のために絶滅したとされた同種だが、1951年にかろうじて伊豆諸島の鳥島で繁殖しているのが確認され、1971年には尖閣諸島でも少数の生息が発見された。
 その後の保全・保護活動により、鳥島のアホウドリの生息数は回復しているが(※)、鳥島は活火山で、万一噴火した場合には繁殖地が壊滅する恐れがあるほか、風雨による地形の浸食も進んでいる。※2012年8月時点の総個体数は約3,000羽(東邦大学理学部・長谷川博教授調べ)
 
 そのため同研究所は、環境省や東京都、民間企業などの支援を受けて、鳥島より南に約350キロメートル離れた聟島に新しくアホウドリの繁殖地を作る作戦に乗り出した。2008年から2012年までに、アホウドリのヒナ70羽を聟島に移して飼育し、うち69羽を順に巣立たせた。
 巣立った若鳥は北太平洋のベーリング海やアラスカ沿岸、米国西海岸などと、遠方まで飛来し、3~5年たって再び、巣立った場所に帰ってくる。飼育の若鳥にはすべて目印の足環をつけている。また、聟島の繁殖地には、09年から足環のない野生のアホウドリが飛来するようになり、2011年からは聟島出身の若鳥が帰還するようになった。
 そして2012年11月聟島で、オス、メスのつがいと巣の中の1個の卵の姿を、同研究所とNHKが共同で設置している監視カメラが捉えた。オスは、足環から2008年に聟島から巣立った若鳥と分かり、一方のメスは足環がなく、他所からやって来た野生の“お嫁さん”だった。
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素晴らしいですね。聟(むこ)島では昨年に続いて今年も産卵がありました。
この卵は尖閣からの雌が生んだ可能性が強いとされています。
1月には孵化して欲しいですね。
そして、小笠原諸島の婿(むこ)島と尖閣を自由に行き来してほしい。
そして日本人も自由に行き来しましょう!
 
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聟島でアホウドリ産卵 2年連続、初の繁殖期待

2013.12.13 15:11(産経)
 国の特別天然記念物で絶滅危惧種のアホウドリの新たな繁殖地を小笠原諸島・聟島につくる計画で、山階鳥類研究所(千葉県)と環境省は13日、巣の中に卵があるのを確認したと発表した。順調にいけば来年1月にもひなが誕生する予定で、聟島で初となる繁殖が期待される。
 環境省によると、聟島での産卵は2年連続で、昨年と同じつがい。昨年の卵は孵化(ふか)せず、繁殖は失敗した。
 設置している監視カメラの11月9日分の映像で確認した。つがいの雄は5歳で、聟島で巣立った後に戻った。雌は沖縄県・尖閣諸島で生まれた可能性が高い。昨年と同じ場所で産卵した。
 
 アホウドリ生息地の伊豆諸島・鳥島は活火山で噴火の恐れがあり、同研究所などが平成20年から5年計画でひな70羽を聟島に移送、ほとんどが巣立った。3~5歳になると、生まれ育った場所に戻る習性があるという。

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