韓国がしきりと「日本はドイツに学べ」と主張していますが、どうなんでしょう。
パク・クネのドイツ訪問では、これまでの反日発言がかなりトーン・ダウンしました。
事前にドイツも情報をしっかりと得て、迷惑発言に歯止めをかけたとも読めますし、またクネ自身日米韓首脳会議の敗北のショックを引きずっていた可能性もあります。
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話しが替わりますが、私が子供の頃、敗戦の痛手から立ち上がった日本とドイツは互いに競い合いながら奇跡的にどんどん経済力を付けてゆく過程でした。
ドイツは日本ほどには工場の設備が破壊されていなかったこともあります。
またドイツ人も日本人に似てルールをよく守り、勤勉です。
ところがある時期からドイツの競争力が衰えてゆきました。
主たる原因は東ドイツの統合による旧東ドイツ地域の復興です。
東西ドイツが再統一した1990年当時、ドイツは興奮に包まれました。
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しかし東ドイツ地域の財政赤字は深刻で、住民の生活レベルも低く、生産設備も西側地域の基準では使い物にならない状態でした。
この復興費用を捻出するために多くのことに投資を控え、巨額の支出を行っています。
その費用はいくつかの資料から推測すると、日本円換算で延べ200兆円を超えるかもしれません。
ドイツの経済に非常に重くのしかかったことは言うまでもありません。
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一方隣国の韓国です。
統一にかかる費用は「国際機構と日本が分担して400億ドル負担する」と、以前にアキヒロが勝手に言っています。
またクネも最近、海外メディアの取材に対し「統一後の経済はさらに飛躍する」と主張しています。
なんと呆れた認識でしょう。
統一すればドイツと同じ道を、歯を食いしばって歩くことになるのです。
統一には関心があっても、同朋の復興を自分が負担して当然という意識が無いのです。
しかもこの復興費用は恐ろしく小さく見積もっています。
最貧国の北朝鮮を引き上げるのは、明らかに東ドイツの比ではありません。
日本は協力すると言ったことは確かにあります。
でもこれまでに韓国から受けた多くの損害によって帳消しですね。
韓国はもう夢から覚めて、ドイツのように自分達の責任を認識しないといけない時期です。
韓国が統一に関して認識すべきことを今回は経済面にしぼって書きました。