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[転載] 台湾との姉妹都市交流の夢

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kim**3hiroさまのブログ『台湾春秋』より転載させて頂きました。
 
(以下、転載記事)

台湾との姉妹都市交流の夢

2014年4月1日、台湾高座会全国大会が台中市で午前11時から開催されました。式典の中で挨拶を求められた私は、高座日台交流の会を代表して概要次のようなスピーチをおこないました。
 
「昨年5月9日に座間市で行われた台湾高座会留日70周年歓迎大会は、皆様のご協力で、大きな成功を収まました。李雪峰高座会会長は、“心に沁みる歓迎だった。流石に日本だ”と評価してくれました。
 
他にも多くの評価をいただきましたが、その中で私が最も感銘を受けたのは、舞台女優・一青妙(ひととたえ)さんの評価でした。ネット上に一青妙さんの感想を発見した時は、深い感銘を覚えたものです。一青妙さんは書いています。
 
“人に誘われて台湾高座会留日70周年歓迎大会は出席したが、素晴らしいものだった。台湾高座会のような交流の積み重ねがあって、今日の日台の素晴らしい関係が成立していると思う。自分が二人姉妹であるせいか、私は日台関係を姉妹のような関係と思う。
 
仲の良い姉妹は助け合う。東日本大震災では、台湾が姉になり苦難の中に在る妹の日本を助けた。台中地震のときは、日本が姉になり真っ先に救援隊を台湾へ送ってくれた”と。これまで日台は運命共同体などと言われてきましたが、この表現の方がストンときます。
 
私は一青妙さんの日台姉妹関係論を読んだとたん、二つの言葉を思い出していました。一つは「親しき仲にも礼儀あり」という言葉です。そこには世界一の多額の支援を受けながら、台湾に対して礼を欠いた当時の日本政府の対応への残念な気持ちがありました。
 
それが今回の「ありがとう台湾チャリティ演奏会」を実行する動因となったのですが、一青妙さんの日台姉妹関係論を読んで閃いたのが、日台間の姉妹都市交流の促進でした。数年前、私はわが大和市と台湾の都市との間に姉妹都市を市長に要請しました。
 
その時、市長から「国交がない」という理由で冷たくあしらわれましたが、「国交がなくても」日本は世界一の支援を喜んで受け取るのです。大和市長が実現した韓国との姉妹都市は、役割を果たしているのでしょうか。そうとは考えられません。
 
私は、多少の障害はあっても台湾との姉妹都市関係の締結は是非とも推進しなくてはならないと、今回考えるようになりました。しかし、今日の台湾の各都市は合併その他の事情で大きくなり、大和市だけでは位負けしてしまいます。
 
それを克服するには、いくつかの都市の連合体で台湾と姉妹都市を結ぶのがいい。例えば昔の神奈川県高座郡には大和、座間、綾瀬、海老名がありましたが、高座海軍工廠ゆかりの四市が一つの連合体を創り、台湾の一都市、例えば嘉義市と姉妹提携するのです。
 
高座だけでなく、全国の都市が台湾と円滑な姉妹都市関係を結ぶ。そしてお互いが密接な関係を深化させていって、何時か「日本台湾自由国家連合」を結成出来たらいいと、台湾高座会の全国大会で、私はそんな夢を語りました。意外に大きな反響がありました。
 
ありがとう台湾チャリティ演奏会では、そうした政治的発言はご法度ですが、台湾高座会の総会はいわば身内の大会です。私はこれまで抱いてきた夢を語ったのです。二十年先でも、三十年先でもいい。いつかそれが正夢になるよう行動していきたいものです。

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