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Channel: くにしおもほゆ
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[転載] 日本の国鳥 キジ(雉子、雉)

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カマちゃん様のブログ『美し国(うましくに)』より転載させて頂きました。
 
キジは気高く美しい鳥で、日本の国鳥にふさわしいですね。
外来の動物ハクビシンが日本各地の山林や森で異常に増えてキジが襲われています。
ハクビシンは夜行性のため銃が使えず、また狩ったとしても肉がまずくて経済価値がゼロなので、ハンターは見向きもしません。
自治体が罠を多数購入して設置しないと取り返しのつかない事態となります。
 
(以下、転載記事)




わが国の国鳥はキジ(雉子、雉、)です。
雉は古くから日本人に愛されていました。古事記の大国主神の段で、天菩比神(あめのほひのかみ)に続いて地上に遣わされた天若日子(あめのわかひこ)が戻らないため、様子を窺うために高天原の鳴女(なきめ)という雉が遣わされています。
また、馴染み深い「桃太郎」にも登場します。
『万葉集』では雉について六首が詠まれています。

  • 「むさし野の雉子やいかに子を思うけぶりのやみに声まどうなり」 - 夫木和歌抄(後鳥羽院)
  • 「父母の しきりに恋し 雉子の声」 -松尾芭蕉が詠んだ句
  • 「春の野に若菜摘みつつ雉の声 きけば昔の思ほゆらくに」 - 良寛歌集(良寛)
古より我らの先人・先祖が雉を愛したことが窺えます。



イメージ 1



イメージ 2
  • 日本銀行券D壱万円券 - 一万円紙幣D号券裏面にキジが描かれていました。表面は福沢諭吉翁


「雉子の母の子思ふ心より尚深き大慈悲(おおみいつくしみ)に弥遠(いやとお)に弥長(いやなが)に守り愛(いつくし)み給へ」

と古神道の祝詞にもあるように雉は母性本能が強く、子のために自分の命をも犠牲にするという大和心を持っておりわが国の国鳥に相応しい鳥と言えましょう。
雉は昭和22年3月22日に日本の国鳥に指定されましたが、国鳥が狩猟対象となっているのは、残念ながら日本だけです。



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