天然ガス、南シナ海避け豪方面から輸入倍増方針
政府は今後5年以内に、豪州とパプアニューギニアから太平洋経由で輸入する天然ガスの倍増を目指す方針を固めた。
安倍首相が6日から外遊して両国の首相とそれぞれ会談し、天然ガス開発を支援する考えを表明する。日本の輸入量の6割が通過する南シナ海で、中国とベトナム、フィリピンによる領有権争いが続いていることを踏まえ、供給ルートを多角化する狙いがある。
2013年時点で日本が火力発電などのため輸入した天然ガスのうち、豪州産は約1800万トンで、全体の20%にとどまる。パプアニューギニアからは先月、輸入が始まったばかりだ。政府は19年までに両国からの輸入量を計約3600万トンに引き上げたい考え。
首相は8日にアボット豪首相と会談し、日豪間の「天然ガスの貿易投資の重要性」を確認する。10日のパプアニューギニアのオニール首相との会談では、安倍首相が天然ガス輸入開始について「日本のエネルギー安全保障に寄与する」という考えを表明し、「天然ガス開発協力の発展」で合意する。
2014年07月05日 22時45分Copyright © The Yomiuri Shimbun
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安倍政権がまだ出来る前、自民党の総裁を選出する党大会で安倍総裁を目指す世話役の議員は投票用紙に阿倍、阿部、安陪などを書いて無効にならないように呼び掛けました。「安心倍増の安倍だからね!」
言い得ていますね。
軍備、法整備、そして資源とエネルギーは日本の存亡に関わります。
いくら海自の潜水艦とP3Cが優秀でも、中東からの長い航路を全部カバーするのは事実上無理があります。
中国の海軍は増勢に継ぐ増勢で、日本はマラッカ海峡を通過しない輸入ルートもしっかり確保しなければなりません。
ロシアも昔から相手国のエネルギーの大半を供給することで支配する政策を取っていますので、シベルアの天然ガスへの依存はとても危険です。
また世界のどこかでは常に紛争が起こっていて、特定の輸入相手国に偏重するのは非常にリスクが高いです。
いろんな意味でこのエネルギー政策はとてもナイスです。
やっぱり「安心倍増」の安倍政権、さすがです。