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安倍首相「志が定まった」…高杉晋作の墓に献花

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2014年07月19日(読売) 19時31分
 
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高杉晋作の墓に手を合わせる安倍首相(山口県下関市で)=中田征志撮影
 
安倍首相は19日、地元・山口県下関市で、幕末の志士、高杉晋作ゆかりの東行庵を訪ね、高杉の墓に献花した。
 首相は墓に手を合わせた後、記者団に「まさに志が定まった感じがする」と述べ、政権運営への決意を新たにした。
 その後、同市内のアスパラガス農家などを視察。農家らへのあいさつでは、集団的自衛権の行使容認について触れ、「日米安全保障条約を改定した岸信介も当時は批判されたが、今は多くの方々が改定を支持している」と、祖父の話を持ち出して理解を求めた。
 首相の地元入りは今年1月以来。
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  イメージ 2 こちらの画像は産経フォトからです。
 
高杉晋作については言うまでもないですが、長州出身で倒幕に奔走して新政府樹立のために大きく貢献した志士ですね。ウィキペディアはこちらです。
 
さて安倍総理、高杉晋作墓前でどんな志を立てたのでしょうか、内外ともに難問山積で個々の問題を偉人と話しても仕方ありません。気持ちの在り方についてだったのではないかと想像します。
それにしても長州は大物政治家を輩出する地ですね。
岸信介総理(第56代・第57代)は安倍総理の母方の祖父、佐藤榮作総理(第61代・第62代・第63代)は大叔父にあたります。
 
イメージ 4
 
岸総理に抱かれて右側で目をこすっている子が安倍総理です。
 
私は語り部として、岸総理の安保改定の仕事を伝えないわけにはいきません。
日米安全保障条約は吉田茂総理の時代に締結されましたが、これにはアメリカが日本防衛の義務を負うことが明記されていませんでした。この欠陥を修正した現在の条約が1960年に調印されています。この改定にあたったのが岸総理で、野党は安保廃棄を求めて大揉めにもめ、いわゆる安保闘争を引き起こしました。
 
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デモに参加していた学生樺美智子が転倒してデモ群衆多数に踏まれて死亡するや、踏み付けた側が大きな遺影を掲げて〝抗議〟デモに替わり、ますます荒れ狂って収拾がつかなくなり、「キシをぉ倒せ」の二拍子の単調なシュプレヒコールがニュース映画でうねっていました。まだテレビはあまり普及してなくて、大衆の娯楽である映画に先だって上映されるニュース映画が大きな影響力を持っていたのです。
岸総理は条約を調印・批准して退陣しました。
 
この時、岸総理が安保条約を断念していたとしたら、今日本はどうなっているでしょう。北海道は明らかにソ連の領土になっていたでしょう。韓国も中国も今とは全然異なる行動だったと思われます。もしかして日本が存続していないかもしれません。
 
岸総理のDNAを文字通り受け継いだ安倍総理は、集団的自衛権を閣議決定したあと、これを具現化する法律の整備に向かってゆきます。
単に〝血〟だけのことではありません。
幕末から絶えず日本周囲は不穏です。次、そしてその次の国士が求められています。
 
 
 

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