【橋下市長】
「市議会は意味が分からない」 医療センター構想めぐりバトル 怒りの口調
2014.8.4 22:10
橋下徹大阪市長は4日の市議会委員会で、自身の新医療センター構想の予算承認に慎重な野党会派に対して「意味がまったく分からない。市民のことを本当に考えているなら、最高レベルの医療が提供できるセンターをつくるべきだ」と強く牽制した。
橋下市長は老朽化した住之江区の市立住吉市民病院を閉院し、2キロ離れた住吉区に高度な小児・周産期医療を提供する「住吉母子医療センター」(仮称)を新設する構想を掲げている。
市議会の過半数を持つ野党会派は住吉市民病院跡地への民間病院誘致を条件に構想を認める方針を表明したが、最初の公募で選ばれた医療法人と市の交渉が決裂するなど誘致は難航している。
この日の委員会で橋下市長は怒りを帯びた口調で「予算承認と病院誘致を連結させる意味がまったく分からない」と批判。「民間病院はしっかり持ってくるので、早く予算を承認してほしい」と述べ、9月議会に予算案を提出する可能性に言及した。
だが橋下市長の退室後、野党会派の議員たちは市病院局幹部から「センター整備と病院誘致は一体的に進めるもの」との言質を引き出し、粛々と再公募の日程を確認していた。
市は今後、1回目の公募と同様に地域医療の専門家らでつくる「選定委員会」を立ち上げ、病院の医療体制などに関する再公募の条件を策定していく。橋下市長は条件緩和の意向を示している。
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>市民のことを本当に考えているなら、最高レベルの医療が提供できるセンターをつくるべきだ。
いや、それは為政者の発想です。こんな凄いものを作ったぞと誇示したいからです。医療というものは、身近にあって、いつでも対応してくれて、い水準の医療が当然ですが、全てを満たすことはもちろん出来ない。
だから地域医療との兼ね合いを見出すことがとても重要なのに、この部分が見えてこない状態で、先に高度医療の病院の予算を承認しろというのは、明らかに無茶苦茶です。地域医療と高度医療のセットで審議するのが理にかなっています。
流行りの言葉でいうなら、ヒットラーちゃいますか。