Quantcast
Channel: くにしおもほゆ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 8894

[転載] STAP細胞・笹井氏自殺 「研究不正としては、それほど悪質ではない」と言われていることを騒ぎたてたマスコミの責任はどうなのか?

$
0
0
SUCCESSさまのブログより転載させて頂きました。
 
元々は科学の領域のことなのですが、マスコミ各社が科学の分からない社会部の記者を繰り出したことから報道の暴走が始っています。まるで皆で裁く魔女裁判の様相でのワッショイ・ワッショイで、国益がどんどんと損なわれています。
今回も笹井氏の小保方さん宛ての遺書の内容まで一部報道されているって一体何でしょうか。小保方さん自身が公表するなら分かりますが、そうではないようですね。どこまでも興味本位の報道には心底ウンザリです。
 
(以下、転載記事)

STAP細胞・笹井氏自殺 「研究不正としては、それほど悪質ではない」と言われていることを騒ぎたてたマスコミの責任はどうなのか?

理研の笹井氏が自殺した。

繰り返すようだが、日本は医療研究への予算を削減し続けた
「つけ」 により、日本発の製剤、特許、医療機器が極めて少なくなった。

TPPをするまでもなく、医療先進国の欧米は、日本の健康保険から
拠出される膨大な金を 自国に「輸入代金」 として得ることが
ここ10年数年、できている。

このSTAP細胞は 『日本発の特許技術』 として、これらの弊害をクリアできる
ものとして、ちがう意味で 期待されていた。

他方、がんを克服する、難病を克服する・・・等々の夢の治療法であるので、
この利益に拮抗するもの ――製薬会社、医療機関、その他には
「極めてありがたくなかった発見」 であるとも予測される。

この再生医療の分野で 大きな実績のあった 笹井氏が
自殺をした。

下記の記事には、STAP細胞関連の振り返りとして 
「研究不正としては、それほど悪質ではない」 と記されている。

いまさら、である。

この極めて価値の高い、有用な研究者を死に追いつめた報道は
どう責任をとるのだろう。


理研の笹井芳樹氏は、なぜ自死を選んだか
理研、STAP論文共著者を追いこんだもの
2014年08月05日  東洋経済
http://toyokeizai.net/articles/-/44690


理化学研究所CDBの笹井芳樹副センター長が、8月5日朝9時前に、自らの研究室のある先端医療センター(神戸)で発見され、病院に搬送されたが、午前11時03分死亡が確認された。死因は自殺とみられている。

兵庫県警神戸水上署が明らかにしたところによると、先端医療センターの4階と5階の間にある踊り場で、階段の手すりに引っ掛けたひもに首をつった状態で発見された。そばには遺書のようなものが3通あったという。

笹井氏は7月に取り下げられたNature誌のSTAP論文共著者の一人で、論文執筆に当たって、主著者である小保方晴子氏を指導する立場だった。ES細胞、神経細胞研究で世界的な名声のある研究者が、52歳という研究者として脂ののりきった時期に犠牲になってしまった。

研究不正としては、それほど悪質ではない

1月28日の理研の発表以来、科学に詳しくなくてもSTAPと小保方氏の名前は知っているほど、社会現象となったSTAP問題。外部有識者による理研の改革委員会が
6月、笹井氏を含むセンター幹部の更迭を求めるなど、厳しい処分も取り沙汰されていた。しかし、研究不正としては、それほど珍しいものではないうえ、飛び抜けて悪質なものでもない。


対象となる論文数は2本にすぎず、現時点で認定された不正も、画像の切り貼りや捏造など、不正のレベルとしてはそれほど高度なものではない(細胞のすり替えなどの疑義は今後の解明が待たれる)。

最近、より大掛かりな研究不正が明らかになっている。8月1日に第1次調査報告が出された東京大学の論文不正問題では、疑義の出された論文数が51本もあり、今回不正と認定された論文だけでも5本ある。

大がかりで、なおかつ組織的に行われたという点でも、東大のケースは突出していた。にもかかわらず、STAPがここまで大きな社会現象となったのは、発表当初の広報戦略にあったことは否めない。iPSと比較した優位性をアピールする、その広報戦略を主導したのが笹井氏だとも見られている。4月に会見を行った際には「STAPがなければ説明できない事象が数多くある」とSTAPの存在を肯定してみせた笹井氏だが、その後、その存在を疑わせるような事実が次々に明るみになるに連れて、強い責任を感じるようになっていったのかもしれない。

メンタルケアへの配慮が必要

とはいえ、笹井氏自身には不正はなく、指導責任を問われただけだ。多くの研究者が「死ななくてもいい人を亡くした」という思いを抱いている。

研究不正にまつわる研究者の自殺は、過去にも例がある。不正を行った本人のこともあれば、巻きこまれて心を病んだ例もある。研究の誤りや不備を追求され、訂正を求められること自体は科学者にとって恥でも何でもない。誤りがあれば軌道修正し、真理を追究するのが科学者だからだ。しかし、不正を疑われて調査を受けることには大きな心理的負担を伴う。調査対象者へのメンタルケアには十分な注意を払う必要がある。

ただし、あってはならないことは、今回のことで、不正事実解明や責任問題をきちんと明らかにされないことだ。「海外からも3大研究不正のひとつとして教科書に載る」とまで言われる事件を、あいまいなままに放置すれば、日本の科学技術への信頼は大きく損なわれる。科学技術立国を目指す以上、公正な真実を追求する姿勢を内外にきちんと示さなければならない。




http://matome.naver.jp/odai/2140722958944116301/2140723081245063103




 
再生医療は、今後の日本の医療、医学界を支える
重要なトピックだった。

その先駆者の1人が 今日亡くなった。

あの祭り状態の 大騒ぎは、何だったのか?

「理研が~検証して~」 などといわず、
メディアも自身を厳しく振り返ってほしい。


「すみません、誤報と判断したので、取り消します」
と何十年もたって 謝罪などしないように。

success


イメージ 1
http://arablog.militaryblog.jp/e407257.html


Viewing all articles
Browse latest Browse all 8894

Trending Articles