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[転載] 夏休みと「宿題」

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理瀬さまのブログ『◆安倍晋三さん「美しい国づくり」・創生「日本」・救国ネット支持◆』より転載させて頂きました。
 
(以下、転載記事)

夏休みと「宿題」 ケータイ投稿記事

イメージ 1
+--【安倍晋三です】--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+

昨日から地元に帰り、この一年御逝去された方々の御霊に手を合わせています。久々にお祭りにも足を運びました。(写真は「数方庭祭」での一枚です)

さて今日の毎日新聞のコラム「水説」で中村論説副委員長が長崎と広島での私の挨拶について、昨年は「私たち日本人は、唯一の戦争被爆国民であります」としていた箇所を今年は「人類史上唯一の被爆国」とした事に対し批判を展開しておられました。
何がお気に召さなかったかと言えば、安倍政権が「国民」から「国」に表現を変え「民」を消した事だそうです。
村上春樹氏まで引用し、最後に「世界のあちこちで「民族」「自衛」「宗教」「経済発展」といったもっともらしい装いをまとい、国家や組織が自己増殖しつつある。そして、個が押し潰されそうな息苦しさが広がっている」と安倍政権の方向性を強引に解いてみせておられます。

事実を述べます。昨年「被爆国民」と述べた事に対して「被爆したのは日本人だけではない」との指摘があり、なるほどその通りと考え「被爆国」としました。官邸に取材して頂けたらすぐにご説明したのですが全く取材無しでした。
最近、取材は記者の基本だなという出来事が続いています。
因に民主党政権も含め、歴代の首相も「被爆国」と述べてますが、中村論説副委員長は、これまでは、全く気にならなかった様です。
その際には個が押し潰されるとは感じなかったのでしょうか。

何年も続いている式典について記事を書く際は、過去はどうだったか丁寧に調べられると良いと思います。

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+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+(2014.08.13[Wed] 19:03)

▼安倍晋三事務所携帯版HP
http://www.s-abe.jp/
*メルマガの配信元です。

■安倍さんは9日午後から夏休み。
報道によれば、山梨県鳴沢村の別荘でゴルフをしたり地元の山口を訪れているほか、東京へ戻ることもあり、また広島や長崎の平和記念式典に列席もしています。
本文にある「数方庭祭」については12年8月14日のメルマガに、「下関市長府の忌宮神社で執り行われる」「仲哀7年以来1800年の歴史を持つ「天下の奇祭」」とあった通りです。
地元では商店街の練り歩きのほか、昭恵夫人とともに海峡花火大会に参加しているのに加え、県議会関係者や後援会・支援者のもとを廻り、12日には、ともに今までのメルマガにも登場した山本前知事の弔問や島田元議長の法要に参列。
同じく12日には7日が27回目の命日だった祖父の岸元首相の墓参に田布施町を訪れ、それには実弟の岸外務副大臣と北村参院議員が同行、また14日には長門市で23年前に亡くなった父、安倍晋太郎元官房長官の墓参を行いました。
北村さんは産経新聞出身で13年参院選で初当選、選挙区は比例代表ですが、地元が山口で、安倍さんの側近としてお国入りの際にはよく同行していることが報道で確認されます。
ところで、安倍さんは今月に入ってから東京の衆院議員会館のや地元の歯医者に頻繁に通っているようですが、虫歯にでもなってしまったのでしょうか。

■本文ではまた、取材を欠いて浅薄で上滑りした13日の『毎日新聞』朝刊紙上のコラムについて、筆が割かれています。
今年になって俄然急に「個が押し潰されそうな息苦しさが広がっている」と感じるようになったということになる拙劣な論旨は、批判のための批判であるがゆえなのでしょう。
毎日新聞に関しては、12年総選挙の公示直前、下関を訪れていた同年12月2日のメルマガで、憲法改正により自衛隊を国防軍に改めるという主張に対する某記者の「「下関は中国、韓国との深い経済がありますが、国防軍にして大丈夫ですか?」というお馴染みの中国側にたった小学生並(笑)の質問」が紹介されました。
それについては「何も知らずに質問している事が、彼の質問を聞いていてわかり愕然としました」と慨嘆がありましたが、毎日新聞社といえば安倍晋太郎さんもかつて勤めていた大新聞であるはず。
それが今や劣化落魄してしまったことは残念だとせざるを得ません。

■安倍さんの「夏休みの宿題」である内閣改造・党役員人事の構想について、報道が相次いでいます。
当ブログでは3月6日の記事で安倍さんと麻生副総理兼財務相、菅官房長官、甘利経済再生担当相の4人を、内閣の骨格をなす「黄金カルテット」と位置づけ、今回の人事では3閣僚とも留任されるのが望ましいとしました。
そのうち、麻生さんについては幹事長の候補に名前の挙がったことがあり(時事通信、14.7.29-20:42)、菅さんについても「大黒柱として大事な仕事を進めてくれたが人事は全く白紙」(『毎日新聞』14.7.31-23:49)と語ったのが交代もあり得るなどと報じられたことがあったものの、6日には安倍さんが甘利さんも含めた3人を「留任させる方針」(『朝日新聞』同日6:49)と報道されました。
ところで、人事では安保法制担当相としての入閣を期待されながら自身は留任を望んでいる石破幹事長の処遇が焦点。
石破さんについて、10日には安倍さんが野田総務会長や高市政調会長と併せて「交代させる意向を固めた」(『読売新聞』同日3:00)とされ、12日には「安保担当相を固辞した場合、無役にする構えだ」(『読売新聞』同日6:04)とされていますが、中長期的に勘案したときに重要なのは、石破さんは仮に今回3期目となる幹事長に留任されたとしても、安倍さんが総裁に再選されるタイミングと重なる来年9月の人事での交代は確実だということでしょう。
今の衆院は16年12月が任期満了ですが、同年7月の参院選に合わせて解散され衆参同日選(7日の『朝日新聞』朝刊は「来夏の通常国会閉会後」の「次に可能性がある」と指摘)が行われることも考えられるのであり、安倍さんは15年9月に総裁に再選されれば再度、内閣改造・党役員人事に着手し、その際、10ヵ月後の同日選を指揮する幹事長に菅さんを満を持して充て、同時に、経済再生を前面に打ち出すべく甘利さんを官房長官に横滑りさせることになるのではないでしょうか。
そしていずれにせよ、政権にとって大きな節目となる来年9月までは「黄金カルテット」は今の配置のまま継続することになるのでしょう。

なお、「交代させる意向を固め」られたという石破さんの「後任として本命視」(『読売新聞』14.8.13-8:03)されるのが岸田さんだとされます。
次の幹事長は来年4月の統一地方選およびその前哨戦としての福島や沖縄、愛知の各知事選という大型地方選を指揮することになりますが、世論に対して、中国通でリベラル派の古賀元幹事長などの系譜に連なる岸田さんは、日米同盟論者で保守派、集団的自衛権の行使解禁に積極的な安倍さんとのバランスが良いと言えるでしょう。
また、安倍さんと同郷、長州閥の河村選対委員長は選挙実務に長く当たっていると同時に韓国通の長老で、幹事長候補に挙がっているのも岸田さんと同じ理由で怪しむに足りません。

安倍さんは9日、菅さんのほかに加藤、世耕、杉田各官房副長官と木村、礒崎、衛藤、和泉、長谷川各首相補佐官を「そろって留任させる考えを明らかにし」、それは「集団的自衛権の行使容認を踏まえた法整備や消費増税の判断を前に、官邸のメンバーを続投させ、政権運営を安定させる狙い」によるとされました(『朝日新聞』14.8.10朝刊)。
政高党低や日本版NSCの創設が端的なように安倍さんの官邸主導志向は明確であり、「政権運営を安定させる」べく「官邸のメンバーを続投させ」ることは上述「黄金カルテット」の維持に通じる措置だと言えるでしょう。
ところで、1日には同日7:30の『毎日新聞』が世耕さんと衛藤さんについて「交代させる案が浮上している」とし、また後任には山本順三参院幹事長代理と岡田参院国対委員長代理の「起用が有力」と報じましたが、世耕さんは参院4選、衛藤さんは衆院4選を経て参院2選であり、交代説はあるいは入閣含みだったのかもしれません。
山本一太沖縄・北方担当相は官邸メンバーが揃って続投するとの措置を11日1:19のブログ記事で「内閣改造人事、第一の矢」と位置づけ、また「留任は、永田町で囁かれていた「ある種の既定路線」とは違う気がする」と指摘していますが、その「ある種の既定路線」とは、当選回数に鑑みて木村さんや世耕さんなどが入閣するかとの観測があったことを思わせないでしょうか。
また、実現はしなかったものの山本順三さんと岡田さんが官房副長官か首相補佐官かの候補に挙がったのも違和感はないと言えるでしょう。
同上『毎日新聞』は両者とも安倍さんと同じ町村派所属で現在参院2選、「首相とも近い関係にある」としています。
ここで、「首相とも近い関係にある」とは、山本順三さんの地元が愛媛で、安倍さんの山口とは瀬戸内海を挟んで隣県であること(12年3月25日19:31のメルマガにも愛媛1区の塩崎政調会長代理とともに登場)、岡田さんは安倍さんの「政治の師匠」の一人である森元首相の義理の甥であることを指しているのでしょうか。

山本さん岡田さんの所属する参院町村派については4日21:01の時事通信の記事が、「参院主要ポストを他派が握る現状に不満を募らせている」としています。
13年参院選の後の参院幹部人事では町村派が山崎議長、額賀派が脇幹事長、岸田派が溝手議員会長を輩出することが決まり、他のポストについては正式決定は10月の定例人事まで先送りされたものの町村派の伊達国対委員長の就任は早々に内定、また10月には同じく町村派から安倍さん側近の山谷政審会長と額賀派の吉田幹事長代行が就任しました。
そのように町村派は議長に加え、三大派閥が参院三役を分割するという11年10月以来の慣例を崩して参院三役のうちの2つを押さえているのでここで言う「参院主要ポスト」とは議員会長か幹事長、更に具体的には議員会長は任期が16年7月までで今回は焦点にならないので幹事長を指すことになりますが、同上時事通信記事によると派内に伊達さんを「後任に…推す声もある」とのこと。
それは当ブログでも7月18日の記事で想定したことで違和感はありませんが、町村派は10年議員会長選挙で谷川元参院幹事長の擁立に失敗したことがあるのであり、それ以来となる参院執行部での復権を目指しているということなのでしょうか。

ところで脇さんは参院選挙制度改革の与野党協議の座長として合区案を提唱していますが、それには対象選挙区選出議員が反発し、溝手さんもそれを巡って「足並みもそろっていない」「脇氏への不信感を強めつつある」(同上時事通信)などとのこと。
脇さんが入閣して交代すれば伊達さんを幹事長に推す町村派や合区案への反対派には好都合かと思われますが、脇さんは「幹事長続投の意向」で森さんや古賀さん、額賀派の直系OBの青木元参院議員会長に「「閣僚にはならない」との考えも伝えているという」とされます。
脇さんは集団的自衛権の議論では参院の慎重論をリードし、限定容認論が浮上するとそれに賛成してその沈静に貢献、その後4月9日には幹事長室のメンバーを伴って公邸を訪れて安倍さんと会食し、記念撮影では「副総理」に準えられた実力者で、初入閣も有力だとして全くよいはずでしょう。
しかし既に7月12日7:00の『産経新聞』が「周辺にも「閣僚にはならない!」と明言している」と伝えているのであって、参院選挙制度改革の実効や、あるいは石破さんと同じように幹事長に留任して党内(参院)における求心力を強化することを志向しているのかもしれません。
ところで、脇さんが入閣するとすれば重要閣僚で処遇されると思われますが、地方創生の担当相兼務の可能性も取り沙汰されてそれに位置づけられる総務相は選挙制度改革にも関わるポスト。
他の重要閣僚たる官房長官や財務相は今の菅さんや麻生さんが留任されるので脇さんが入閣するなら総務相への起用もあり得るかと思われますが、そうした場合、安倍さんが合区案への慎重論がある参院と対立することに直結する可能性も高いのであり、脇さんの処遇は安倍さんにとって難しい「宿題」になっているかもしれません。


(R)

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