ご長寿のお年寄りがギネスに載ったと聞くことはありますが、男性での史上最高齢の更新という快挙です。
超高齢は食事習慣、運動、家族や社会との接し方など、いろんな要素がうまく噛みあった結果ですね。昔は北欧のことばかり聞かされてきましたが、日本がそうなってきました。
昨年に目出度く記録を更新されたのに、あまりにも早い訃報です。
私の父の時も、母の時もそうでしたが、老人の死はただ悲しいだけでなく「お疲れさま!」の気持ちになります。
木村次郎右衛門さん、ゆっくりとお休みなさい。(合掌)
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男性史上最高齢!京丹後の木村さん、ギネス認定へ
2012.12.28 10:42(産経)
男女を含めて世界最高齢の木村次郎右衛門さん(115)=京都府京丹後市=は28日、生誕から115歳253日となり、ギネス・ワールド・レコーズ社が認定する記録を上回り、男性として史上最高齢の記録を更新した。市によると、木村さんは現在入院中だが、食事や会話は可能で、順調に元気になっているという。
65歳まで郵便局に勤務し、現在は長男の妻、孫の妻との3人暮らしの木村さん。孫14人、ひ孫25人、やしゃ子13人に恵まれている。早寝早起きの規則正しい生活で「おいしい」などと会話しながら食事をするのが生きがいだという。
明治30年4月19日生まれの木村さんは今月17日、米国のディナ・マンフレディニさんが死亡したことに伴い、長寿世界一に。今回、クリスチャン・モーテンセン氏(デンマーク)の記録を更新し、男性で史上最高齢となった。
更新を前にした26日、入院先の看護師から花束を受けた木村さんは「サンキューベリーマッチ。ユー・アー・ベリーカインドマン」と得意の英語で話し、満面の笑顔を浮かべたという。
世界記録を認定するギネス社は木村さんが入院中であることから、来年1月に木村さんが退院するのを待ち、認定書を渡すという。
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木村さん116歳に 長寿世界一、京丹後
長寿世界一で京都府京丹後市に住む木村次郎右衛門さんが19日、116歳の誕生日を迎えた。ギネス・ワールド・レコーズ社の広報担当者が自宅を訪ね、長寿世界一の認定証を届けた。 午前11時ごろ、京丹後市の中山泰市長らが自宅を訪問。交流サイトのフェイスブックやメールを通じ国内外から寄せられた「また世界中に笑顔を見せて」「長寿国家日本の誇り」など約150のお祝いメッセージをまとめたファイルをプレゼントした。木村さんは「はいはい、ありがとう」とうなずき、市長が握手をすると「(手が)冷たい」と言いながら笑顔を見せたという。<116歳の誕生日を迎え、お祝いメッセージをまとめたファイルを受け取る木村次郎右衛門さん =19日午前、京都府京丹後市(同市提供)
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「地域の大黒柱失った」「もっと長生きしてほしかった」世界最高齢・木村さん死去…地元・京丹後、落胆
2013.6.12 11:30(産経)
世界最高齢者として「地域の顔」だった木村次郎右衛門さん(116)の訃報を知った京都府京丹後市の地元からは12日、「大黒柱を失った」「まだまだ長生きしてほしかった」と落胆の声が聞かれた。
腹筋体操、100歳過ぎても闊歩…
「苦にするな嵐のあとに日和あり」。こんな座右の銘を持つ木村さんは自宅を訪れた人に対して、「サンキュー・ベリー・マッチ」と、にこやかにあいさつするユーモアあふれる人柄が親しまれた。
同市丹後町中野の木村さんの自宅近くの主婦、増田由美子さん(65)は、100歳を過ぎても2本杖で元気に近くを散歩していた木村さんの姿を思い出すという。
「道でお会いして、『元気でいてよ』と声をかけると、張りのある声で『ありがとう』と答えてくれた。地域の大黒柱を失って、寂しいとしかいえない」と落胆の表情を浮かべた。
地域の民生委員を務め、木村さんの自宅を訪れたこともある近くの飲食店経営、川戸和子さん(64)は「常に温厚な表情だったのが印象的。自宅で腹筋体操をしておられ、『長寿の秘訣(ひけつ)です』と照れたように話されたのが忘れられない。まだまだ長生きしてくれると思っていました」と声を詰まらせた。
また、同市の中山泰市長は「(木村さんは)感謝を大切にされる健やかな人柄で、世界一の福寿を育まれた。市民の貴い模範として永く敬愛を捧げたい」とコメントした。