Quantcast
Channel: くにしおもほゆ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 8894

お正月にはお屠蘇で祝おう

$
0
0
平成二十六年も終わりに近づいてきました。
なぜもうお正月の話をするかというと、準備があるからです。
お正月用品の買い出しもそろそろ始まりますね。
今年は是非とも皆様にひとつ足して頂きたいものがあります。
 
それは屠蘇散(とそさん)です。
昔はどこの家庭でも正月は当たり前にお屠蘇で祝ってましたが、徐々にすたれてきました。
「お屠蘇って何?」と尋ねる若い方や、屠蘇散のうっとりする香りを「臭い」という方もおられます。
このままで良いとはおもいません。
 
なぜなら元日は1年が始まる大切な日。その元日の朝(元旦)の家族のスタートがお屠蘇で祝うことなのです。
 
お屠蘇を未経験の方へ説明します。
お屠蘇とは各種生薬を混合した「屠蘇散」を浸けたお酒です。
普通はティーバッグの形態で、紙に包んで1包単位で売られます。
そろそろ薬屋さんに入荷する時期かな。
お正月前にしか売れない物なので、出遅れると売り切れてしまいます。
お値段は百数十円くらいでしょうか。
これを買っておいて、大晦日からみりんを加えた清酒に浸けます。
みりんと清酒の比は家庭によってそれぞれです。
出来れば杯(さかずき)も買っておいてください。
大中小の三段のセットの杯もありますし、1つだけでもいいでしょう。
買わずに小皿で代用してもまあ、いいか。
 
イメージ 1
 
私の子供の頃は、元旦は早く起きて洗面し、神棚に拝んだ後で
家族が集まってまず、おめでとうを言います。
それから父が母にお屠蘇を注がれて飲み、
その盃は母が受けて父が注ぎます。
こども達もお酒が飲める唯一の日です。
甘いお酒なので子供も大喜びです。
この後はお年玉と雑煮です。
 
いかがですか、家族の健康を祈念する意味でもいいんじゃないでしょうか。
日本の素晴らしい風習を伝えてゆきましょう。
屠蘇器はともかく、まずは屠蘇散から。
薬屋さんで「お屠蘇ありますか?」って聞いてみてください。
 
 



 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 8894

Trending Articles