『報道を斬る! (旧デイリー・メディアチェック)』(nifty ココログ)より転載させて頂きました。
(以下、転載記事 ↓のタイトルをクリックして元記事に行けます)
企業団体献金に反対している江田けんじの次は「馬淵澄夫」を見てみると
「私は『渇すれど盗泉の水を飲まず』
の言葉のもと、利権ではなく信念に基づいた政治を行うため、1円たりとも
企業献金を受けず、政治資金パーティーも行っていません」
と、まるで、企業が出す献金やパーティー券の購入金を盗んだ金だと言いたいのか?
企業献金を受けない!政治資金パーティーを開催しない!と豪語している民主党衆議院議員「馬淵澄夫」の収支報告書を見た。
資金管理団体「まぶち会」の収入
<24年>
その他の事業収入 7,635,000円 ←何処からの収入なのか内訳は不明。
「まぶち会」総計 17,893,998円 ←内訳は898名による個人献金
となっている。(収入は上記のみ)
馬淵氏のホームページでは(文章そのまま)
↓
マブチスミオを支援してくださる熱心な支援の輪の中から自発的に生まれた後援会組織、
それが「まぶち会」です。
よくある政治家の後援会のような後援会長を頂点とするピラミッド型の組織ではない新しい形の後援会を目指しています。
マブチスミオは、企業からの献金は一切受けないと決め、しがらみのない政治を目指しています。
マブチスミオの政治活動は、個人からの献金と多くのみなさまの助けによって支えられています。
マブチスミオは、企業からの献金は一切受けないと決め、しがらみのない政治を目指しています。
マブチスミオの政治活動は、個人からの献金と多くのみなさまの助けによって支えられています。
「まぶち会」概要
会の名称 | 「まぶち会」(政治資金管理団体と同じ名前) |
会 費 | 年会費 10,000円(一口) (政治献金として取り扱われます) |
期 限 | 1年間 |
内 容 | 会員証の発行、会報の発送、各種催し物のご案内等 |
※詳しくは、マブチスミオ後援会(まぶち会)TEL:0742(40)5531までお問い合わせ下さい。
↑
とある。
後援会に入会頂くとその年会費一口は1万円で、政治献金として取り扱います。会員の発行、会報の発送、各種催し物のご案内を致します。という入会のご案内だ。
なるほど、898名の献金は(35名(1万円以下)を除き)ほとんどが1個人1万円以上。他の代議士は1000円や5000円という献金者が大勢いるのに、気前がいいな~。なんて思っていたら、1口、1万円という事だった。(35名は1口1万未満なので「まぶち会」には入れないのかね?という疑問はさておき、)
そこで、個人献金者の職業が占める割合で最も多かったのがなんと!「無職」。約4割の360人(主婦を除く)。
無職ですよ。働いてないんです。年金生活しているお年寄りか、生活保護を貰っている方?もしくは、働きたくても職につけない方?などからの献金です。私ならお気持ちだけ頂いてそのお気持ちを励みにしますが、この方はそうじゃないみたいです。
献金の大半を無職の人から貰う。それって気分のいいものじゃありませんね。
次に個人献金の総額における「無職」の方々の占める金額は?
約632万円。(職業欄が無記入者になっている方が何人かいますので「約」をつけます)
個人献金の総額17,893,998円中、無職の人からの献金は3割5分を占めます。
献金の半分近くは無職の方々で、「無職」の方々の占める金額が約4割。
これって、弱者から金とってる事になりませんかね~?
まあ、「それでもありがたい浄財だ!」とでも言うのでしょうが、国からの補助を受けたかもしれない無職の方々のお金が献金に使われているとも言えませんかね。
ご立派ですか?
それから、
「政治資金パーティーはしません」と言われていますが、その他の事業収入が
7,635,000円あります。
その事業は「まぶち会総会」というパーティーのような食事の出る会なのですが、その支出は総額6,357,316円
差額の1,277,684円は馬淵氏の資金管理団体の(言うなれば)利益となります。
利益を127万円出しておいて、政治資金パーティーではない。と言って
収入は総額しか計上していません。
何人出席したかはわかりませんが、1口1万円としても760人以上が参加した会なのでしょうか?ネットで「まぶち会新春のつどい」と検索すると、円卓を囲んでの着席パーティーで写真を撮っているところが見受けられますが、出席者は名札をつけていますから、恐らく事前の出欠はとられていたのでしょう。
選挙区では無い大阪で100万円の利益が出る食事の会を政治資金パーティーでは無い!と言っても世間はそうは見ませんよ。これ脱法していませんか?
ちなみに、
「まぶち会総会」などの毎年の収支は24年が127万円の利益。23年が68万円。と立派に収入源の1つになっているのです。
22年は開催が多く
「まぶち会」ではパーティーのような会を東京や大阪も含めて3度も開いています。
(収入)その他の事業収入は6,325,000円
(支出)
国会ツアーなるものを5月と7月に企画し、
支出が保険代金を含めて 162,7975円
大阪まぶち会の支出 476,934円
まぶち会総会の支出 1,644,380円
東京での大臣就任報告会1,294,267円
東京で大臣就任報告会を開いても、まぶち会の単なる懇親会なのでしょうか?
それぞれの収入は政治資金パーティーでは無い。ということなので、それぞれの会の収入は記載義務が無く、その他の事業収入として全部の総合計で記載しているので、個別の会の収入金額は分かりません。
収入が632万あって、支出が504万。利益は120万を超えますね。
これだけの会をやって、利益をちゃんと出しているけど、政治資金を集める政治資金パーティーはやって無い!と言いはるおつもりでしょうか?
23年も、22年も個人献金者は「無職」が大半です。
弱者から金をもらって、東京や大阪でパティーを開いて利益をあげる。
でも企業献金は盗泉と同じだから頂かない!
大阪や、東京でのパーティーの出席者は領収書をもらって会社の経費で落としていませんかね?
大臣就任報告会でお祝いを(企業で)持ってくる人はいませんでしたか?
会を開いて、領収書をお渡しますが、宛名は無記名にして出していませんか?個人名を書きこんで出していますか?
無記名で領収書を渡しているなら、出席者は会社の経費で落としますから、結果的には企業献金と同じですね。しかも、もし20万円以上の(お祝い)会費を貰っても、政治資金パーティーじゃないから報告の義務がありません。
1つ1つの事業収入として政治資金パーティーとして報告すればその会ごとの収支が個別にわかるのですが、その他の事業収入でまとめて記載すると不透明ではないですか?
*資金管理団体の名称と任意の後援会団体の会の名称を同じにすると、パーティーやコンサートや納涼ビアガーデン会を開催しても、どちらで開催したのか分かりません。
ですから、収支報告にその出入りを載せてなくても、それは後援会の中で収支が終わっているので報告しなくてもいい。とういう口実を与えてしまいます。どれだけ多額のお祝いを持ってきても報告しないということもできる。
江田けんじと馬淵澄夫の収支報告書を見てお勉強になりました。
政治家が政治活動するのにはお金がかかります。
前にも言いましたが、
いいですか?
企業団体献金を貰うからダーティーなのではありません。
企業団体だから使える経費の1部として献金できるので献金する。だから経費を使えない赤字企業からの献金を禁止している。
そしてそれらの企業団体から業界の発展や職場を良くするご提案を頂いて国政に反映させるのも大事な国会議員のお仕事です。
許認可のお手伝いや、違反のもみ消しなど、公序良俗に反しないでちゃんとつき合う事が大切なのです。
これが、「私には出来ない!」というのであれば、個人献金のみでやってくしかないでしょうね。
献金は貰わないが、パーティー券は買わせている日教組支援議員たちも同じ事が言えると思います。
企業団体だから使える経費の1部として献金できるので献金する。だから経費を使えない赤字企業からの献金を禁止している。
そしてそれらの企業団体から業界の発展や職場を良くするご提案を頂いて国政に反映させるのも大事な国会議員のお仕事です。
許認可のお手伝いや、違反のもみ消しなど、公序良俗に反しないでちゃんとつき合う事が大切なのです。
これが、「私には出来ない!」というのであれば、個人献金のみでやってくしかないでしょうね。
献金は貰わないが、パーティー券は買わせている日教組支援議員たちも同じ事が言えると思います。
人の振り見てわがふり直せ。
他人の不祥事を見て、自分は大丈夫だろうか?何故この人はこんな事になってしまったのか?問い直す。そして自分は気をつける。とっても大事な事です。
他人の不幸に付け込んで追及する前に、もう1度自分を見つめ直す事。出来ないのなら、いつか自分が当事者になってしまいますよ