2015.3.12 18:38 産経
二階氏、総裁選無投票を容認 「対抗軸あるとは思えない」
自民党の二階俊博総務会長は12日、9月の任期満了に伴う自民党総裁選について「対抗軸があるとは思えない。選挙をするから活力があるというのはおかしい。もっとやることがある」と述べ、安倍晋三首相(総裁)の無投票再選を容認する考えを示した。東京都内で記者団に語った。
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媚中・媚韓ばかりが話題になる二階総務会長ですが、この短いニュースは注目です。
自民党の総裁は任期が3年で今年9月の任期満了に伴って次期総裁が決まります。
前回は2012年、谷垣総裁の後継を誰もが石破氏有利と読んでいたものが、麻生氏からの支持表明、石原(ノブ)氏の下剋上と自滅など次々に劇的なことが起こって、決戦投票の結果、安倍総裁が選ばれました。今思っても奇跡の連続でした。
さて安倍総理、強いです。再任は間違いありません。
再任されなければ憲法改正など、日本国の大仕事が頓挫してしまいます。
問題は再任のされ方です。
さらに3年間の独走できるかが掛っています。
いまの自民党に反安倍はほとんでいませんが、非安倍は一杯います。
これらを清濁併せ呑んで政権のパワーに転換している安倍総理の、これまでにない政治家としての力量の凄さを改めて感じます。
非安倍の政治家たちは政権がつまづけば、潮が引くように離反します。
この二階総務会長、自民党の古い体質を全部併せ持った感じで私は大嫌いですが、これまでの実績として、特に国対の仕事では野党を切り崩すなど功績があります。裏世界のわざ師という感じです。
安倍総理に盾つく言動を次々しながらも、決定的な安倍批判は控えているようです。
このタイプは政界の先の先を実に深く読んでいます。
9月の総裁選に立候補する可能性のある人として、
まず石破氏はまったく影響得が陰りました。本人も不出馬を示唆していて、無投票再選も有り得ると6日に言ってます。戦って惨敗するよりは今の力を温存する道を選ぶでしょう。
過去に多くのハト派総理を輩出して保守本流を自認する宏池会は岸田外相が代表で、今も大勢力です。安倍総理がこの岸田氏を外相に据えたのは、岸田封じとされています。
岸田氏が立候補するには、その前段階として安倍総理の政策を批判することが必須ですが、そういう論点はあるでしょうか。仮に外交問題を論じるなら、自己批判のようになってしまいます。
私は今回の二階発言は、岸田氏の立候補をさらに牽制した動きと見ています。
いま、この時期だから発言に重みがあります。流れが決まってからの発言では意味ありません。
無投票になれば、首相サイドからそれなりに評価を受けることを二階氏は狙っています。
売国政治家もしたたかに生き残りの策を打っているわけで、政局をしっかり見据えています。
時局を見るのが下手なのはこの人達でしょうか。
野田氏は自身が総務会長だったときとは状況が変っているのに疎いのか。
推薦人が集まれば上等ではないでしょうか。
2015.1.13 23:31 産経 http://www.sankei.com/politics/news/150113/plt1501130037-n1.html
古賀氏、次期総裁選で「野田聖子前総務会長も期待の一人」
古賀誠自民党元幹事長は13日のBSジャパン番組で、9月の自民党総裁選への出馬を望む候補者として野田聖子前総務会長を「その一人だ」と挙げ、野田氏の立候補に期待感を示した。ただ、実際にどの候補者を支援するかについては「安倍晋三首相の自制心を含めて、じっくりと見させていただきたい」と述べ、今春以降に予定される集団的自衛権行使の限定容認に向けた法整備など、首相の政権運営を見極めて判断するとの考えを示した。
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9月の総裁選を終えたら、自民党総裁の連続三選を禁じる党則を改定して更にその先、三年間、そしてずっと20年間ほどは続けて欲しいと思っています。