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北海道で訓練の陸自、全国からの移動はフェリー

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北海道で訓練の陸自、全国からの移動はフェリー

  2015年08月10日 15時32分  
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エアクッション艇から上陸する自衛隊車両(7月8日、
浜大樹訓練場で)

 沖縄地方などの「南西防衛」が注目される中、陸上自衛隊が再び北海道に熱い視線を注いでいる。
 冷戦終結後、道内の部隊は削減され続けてきたが、防衛省は、広大な演習場を持つ北海道の地理的環境を再評価。全国の部隊の訓練を引き受ける「道場」と位置付けた。道内に配置された部隊に高い機動力を与え、有事や大規模災害で積極的に活用することも決めた。道内の自治体もこうした動きを評価するが、課題も浮かび上がっている。

 ■「陸自の道場」
 7月8日、大樹町にある国内唯一の揚陸訓練場に、海自のエアクッション艇が乗り上げ、小銃で武装した隊員や74式戦車を上陸させた。訓練に参加した約100人は陸自第13旅団(広島県)の所属。1000キロ以上離れた同県呉市で海自の輸送艦に乗り込み、5日間かけて移動してきた。同旅団は国内最大の面積がある「矢臼別演習場」(別海町など)でも訓練を実施。幹部は「北海道の演習場は、本州では考えられないほど広大。訓練環境も多様で、実戦的な訓練ができる」と語った。
防衛省によると、自衛隊の演習場は全国に約70か所(約800平方キロ・メートル)。このうち道内は面積でおよそ半分を占める。陸自はこうした良好な訓練環境を生かし、全国の部隊を北海道に呼び込んで訓練を強化している。

さらに、日常的に厳しい訓練を重ねている道内の部隊は、万一の南西有事や大規模災害などで活用するため機動展開能力を強化。時速100キロの高速走行が可能な新型の「機動戦闘車」の配備を進める。2018年度までに99両を取得する予定だ。札幌圏などの防衛警備を担当する第11旅団の甲斐芳樹・旅団長は8月4日の記者会見で、「11旅団は様々な役割を担っている。本州以南で事があったとき、駆けつける」と語った。

 ■フェリーが頼り
 ただ課題もある。例えば、広島県の第13旅団は、6月22日~7月16日にかけて道内各地で実施した今回の訓練に約2000人を派遣したが、上陸訓練に参加した約100人を除き、ほとんどの隊員は民間のフェリーで移動した。
 海自が保有する輸送艦は3隻で、1隻で運べるのは隊員約330人と戦車10両程度とされる。防衛省は、民間フェリー2隻を常時借り受ける態勢も構築したが、陸自幹部は、「緊迫した事態が起きれば、大量の人員や物資の輸送が不可欠になる。輸送力はまだまだ不足している」と語る。
 今国会での成立が確実視されている安全保障関連法案では、国連平和維持活動(PKO)での武器使用権限の拡大や、邦人救出活動などが求められており、自衛隊の活動は新たな領域に入る。北海道の部隊は、イラク人道復興支援(04~06年)など、海外での活動に投入されるケースが多く、陸自幹部は「さらに訓練の実効性を高めていく必要がある」と語る。(高沢剛史)

 ◇増員求める道内自治体
 陸上自衛隊は冷戦期、ソ連軍による着上陸侵攻を念頭に、北海道に4個師団を配置し、約5万人の態勢で北の守りを固めてきた。だが、ソ連崩壊後は二つの師団を規模の小さい旅団に改編するなどし、現在の定員は約3万人に縮小している。
 自衛官の削減は、住民税の減収や地域の少子高齢化に拍車をかけるため、自治体や地域経済にとっても深刻な問題だ。道内の自治体は、防衛省にこれ以上の削減を行わないよう、繰り返し要請している。
 このうち、道と道内の全市町村でつくる「北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会」は今月4日、防衛省に要望書を提出した。
 要望書は、道内の演習場の積極活用や、地域コミュニティーとの連携を明記した現在の防衛計画の大綱について、「北海道の役割が高く評価された」と指摘。一方で「自衛隊の体制変化は、まちづくりや地域経済など地域の活力に大きな影響を及ぼす」などとし、自衛官の増員などを要望した。
2015年08月10日 15時32分Copyright © The Yomiuri Shimbun

これはホッとするニュースです。
実はブログ主の世代以上は、ロシアという国を全然信じていないのです。
日露戦争の原因となった三国干渉の首謀国です。大東亜戦争の終戦間際に日ソ不可侵条約を一方的に破って満州に攻めこんだ国です。
歯舞・色丹などの北方領土をかすめ盗った国です。
伝統的に火事場泥棒の動きをします。

自衛隊の配備を対中国シフトに変えなければ当然だけれど、北海道がガラ空き状態です。
ロシア人の国民性は70年経とうが、100年経とうが絶対に変りません。
私が強く懸念しているのだから、当然自衛隊幹部は懸念している筈です。
野球に例えるなら、自衛隊が牽制球を投げておくということでしょう。
ただ、それをあからさまに言わないのは、ロシアを不必要に刺激しないためです。

ネットでは不思議なことに、プーチンを高く買っている人が多いです。
黒帯の柔道愛好家だから親日家?
いいえ、関係ありません。柔道は彼が最初に職を得た秘密警察で有利になるように始めただけです。
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ウクライナへの侵攻でプーチンは本性を現しています。
尖閣で何かの動きがあれば、手薄になっている北海道に攻め入ることも考えておかなければなりません。




確かこれまでに2回ほどあったのですね。北海道から民間のフェリー「ナッチャンRera」を使っての九州への輸送と演習。
「ナッチャン」は船体に楽しい絵が描かれています。もう1隻、同型の「World」もあります。
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青函航路に就役のあと燃料の油が高騰して、不採算になりました。
だから余り使われていません。
中古でこの船を買い取るのなら、いい買い物です。
拙ブログでは、2012年1月に「なっちゃんを迎え入れよう」という記事を出しましたが。未だに購入出来ていません。

自衛隊の輸送に民間フェリーなど役に立たないと思われるかも知れませんが、フォークランド紛争ではイギリスはあのクイーン/エリザベス2を使いましたよ。

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