日中軍事衝突なら「退路ない」と中国軍上将、尖閣で論文 「極力戦争を回避」と訴える
中国軍の上将で、国防大学政治委員の劉亜州氏は21日までに、沖縄県・尖閣諸島をめぐる問題に関する論文を公表し、日本と中国が軍事衝突すれば「中国は勝つ以外に選択肢はなく、退路はない」と強調した。敗北すれば体制を揺るがす事態に発展しかねないとの危機感を示唆したものとみられ「極力戦争を回避」すべきだと訴えた。
今月公表された論文は共産党や国防省のウェブサイトにも掲載されており、習近平指導部の意向を反映している可能性が高い。中国は尖閣をめぐる問題を対日政策の重要課題と位置付けて強硬路線を堅持。「結果的に日本や米国との緊張がいたずらに高まった」(党関係者)との指摘もあり、外交方針を調整しているもようだ。
劉氏は軍事政策に影響力を持ち、習氏とも関係が近いとされる。論文で、尖閣問題を現在の日中関係の焦点とするのは「戦略的に誤った判断だ」と主張。「戦争を辞さないという覚悟」を持ちつつも平和に向け努力すべきだと強調した。
(共同)
もしかして光明が見えてきたのかもしれません。まだまだ油断できません。
「上将」というのは、中国軍では大将に相当するのですね。
一時期、「勇ましい少将」と揶揄されていた羅援少将が過激な内容の発言を盛んに発信していましたが、これは役割分担でしょう。大佐クラスではこういう発言はそれほど重みがなく、もっと上級の将軍だと重すぎます。羅援少将はちょうど適度なあたりだったのでしょう。
その意味で今回の上将で政治委員の論旨はそれなりの重みがあります。
習近平は国連でも日本批判を行う一方、尖閣を諦めかけているのかもしれません。
しかし一旦「核心的利益」という表現をしてしまった以上、簡単に引けば国内で批判を受けて政権を左右するので、今後は日本に対して硬軟を巧みに使い分けて来ると思います。
日本はこれまでどおりしっかりと自衛隊を強化し、法整備をすすめ、尖閣を守る意識を維持しきいけばいいと思います。
それにしても民主党政権が続いていたら、と思うとぞっとしますね。
艤装漁民の上陸に始まって早々に尖閣は盗られてますね。
さらに南西諸島を事実上支配されて、沖縄本島は傀儡の琉球国政府が樹立しているかもしれません。
よくぞ安倍政権、ここまで頑張ってくれました。