昔はベビーフードなんて売ってなくて、母親は自分で食べ物をくちゃくちゃ噛んで赤ん坊に与えるのが当たり前でした。
虫歯が母親からもらう唾液中の菌による伝染病だったことも近年分かりました。
でも逆に、最近の小児って弱くなったと感じませんか?
もしかして昔は子供が自分の免疫力をしっかりと獲得するまで、母親が免疫を補給する自然の行為だったかもしれません。
事実、唾液中には免疫グロブリンという成分が存在することが分かっています。
免疫グロブリンの製剤は注射剤で既存ですが、経口製剤が開発できれば楽ちんです。
イグ・ノーベル賞ね。この方のユーモアのセンスは買います。
でも折角なにがしかのデータが得られたなら、イグ・ノーベル賞でチャンチャンは惜しいです。もし成功すれば、このマーケットはデカいです。
製薬会社さんは、検討してみませんか。
キスすると治癒力アップ…子供としても? イグ・ノーベル賞の木俣氏が講演
キスでダニやスギ花粉に対する皮膚のアレルギー反応が低減することを実証し、今年のイグ・ノーベル賞を受賞した大阪府寝屋川市のクリニック院長、木俣肇さん(62)が6日、大阪市内で講演し「キスで人間がもともと持っている治癒の力を引き出そうと思った。地道な研究が評価されてうれしい」と喜びを語った。
研究では、アトピー性皮膚炎などの患者に恋人や配偶者と30分間キスしてもらう実験をしたと紹介。「取り組みやすいように『美女と野獣』や『星に願いを』などムード重視のBGMを用意し、試行錯誤を繰り返した」と振り返った。
成果の公表後、ある女性から「主人とはキスしたくないが、子供とはしたい。効果はあるか」などと質問があったと明かし、笑いを誘った。
また、長年取り組んできた「笑い」でアレルギー反応を抑える研究にも言及。喜劇王チャプリンの映画が好きで、アレルギー性疾患の症状緩和に笑いが何らかの形で役立たないかと考えたことが、すべての研究の始まりだったと述べた。
イグ・ノーベル賞はユーモアにあふれた科学研究などに贈られる。木俣さんは日本笑い学会の会員で、講演は同学会が主催した。