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Channel: くにしおもほゆ
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[転載] 高まるサイバー戦争の足音② 日本に浸透する中国産パソコンソフト・・国産を使おう

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10月のスピカさまのブログ『国防パッチ』より転載させて頂きました。
 
(以下、転載記事)(下のタイトルをクリックして元記事に行けます)




またまた発覚した中国・百度バックドアアプリ

 中国・百度(baidu)が作ったアプリに携帯電話の情報抜き取りや書き換えを可能にするバックドアが仕込まれていたことが発覚しました。

 「百度」提供のアプリ、スマホ乗っ取られる恐れ  2016年01月15日 読売新聞

(前略) このアプリは、中国検索大手の百度バイドゥが提供するアンドロイド用アプリ「Simejiプライバシーロック」(SPL)。他人に見られたくないスマホの写真やアプリなどに個別に鍵をかけ、非表示にする機能を持つ。国内で約4500人がダウンロードしたとされる。
 情報セキュリティー会社トレンドマイクロ(東京)が昨年秋、百度の提供するアプリ開発キットに、外部からの侵入を許すバックドアを確認した。このキットで作られたアプリにはバックドアが仕込まれる。
 SPLの中にはキットと同じ文字列があったほか、スマホのOSバージョンや画面サイズ、端末に割り振られる固有番号などの情報を勝手に送信する機能があった。
(中略)トレンドマイクロによると、このキットで作られ、バックドアが残ったままのアプリがスマホに入っていると、外部のパソコンからスマホ内に保存してある写真や文書などのデータを抜き取ったり、連絡先を追加したりできた。特定のサイトに接続し、スマホに他のアプリを入れることや、別のバックドアを仕込むことも可能だった。(後略)


・・・やれやれです。
 中国の企業はほとんどすべて、中国共産党の傘下に入っていると言われています。
 中国の百度や、K社(後述)などIT企業はすべて人民解放軍サイバー部隊の「61398部隊」の息がかかっていると思った方が良いのではないでしょうか。(前記事 
高まるサイバー戦争の足音① 年金漏洩事件は威力偵察か? を参照)

浸透する中国製PC・スマホとパソコンソフト
 家電量販店で今や、日本産のパソコンやスマホ・タブレットはじりじりと中国・韓国などに押されている感じがあります。性能的には勝っていても、価格競争では明らかに負けています。
 特に中国のパソコンが6万円程度で買えるのに、日本製品は10万円を超します。
 日本製品を応援したくても、ついついお金の魔力に負けてしまう気持ちはわかります。
 筆者は、パソコンは悩んだ末富士通のFMVを中古で買いました。

 しかし、絶対に中国製に手を出すのはやめましょう。どんなバックドアが仕込まれているかわからないからです。
 
 米軍では、米軍の兵器に中国製部品が使われているとして大騒ぎになりました。
 中国製部品内蔵で自爆誘導される米軍兵器 自衛隊も早急に総点検を 2015.12.22 産経新聞

 サイバーセキュリティを甘く見てはなりません。
 「自分のパソコンには大した情報を入れていないからバックドアなんて関係ない」と思っていませんか?

 怖いのは、パソコンやスマホが政府機関や企業へのサイバー攻撃の経由地・踏み台にされるということです。
 
国を守る意味でも、自分のパソコンを踏み台にさせてはなりません。



ところで、最近AndroidアプリやWindowsソフトに、格安のOffice互換ソフトを見かけませんか?
 中国系のK社の製品で、本家のmicrosoft office(WordやExcel、Power Point)が2万円以上はするのに対し、K社は3000円程度で購入でき、officeと高い互換性を持つという触れ込みで、実際にカスタマーレビューも高いようです。

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 このK社、セキュリティソフトまで販売してます。ブラックジョークですね。

 ちなみに、財政的にOfficeにお金をかけられないならば、無料のオープンソース互換ソフト「Apache Open Office」を使いましょう。オープンソースなので不正の心配がありません。官公庁での導入事例もあるそうです。



侮れない北朝鮮サイバー部隊 独自OSと囲碁ソフト
 囲碁や将棋がお好きな方ならパソコンソフトの「G(イニシャル)」をご存知でしょう。
 この「G」を作っている S社 が、北朝鮮の企業(朝鮮コンピューターセンターの傘下)だとはご存知でしょうか?



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なかなかポップなゲームソフトをラインナップしているS社

 北朝鮮は核・ミサイルだけではありません。サイバー部隊も中国・ロシアに並び、超一流です。何しろ、独自にOS 「Redstar」を開発してしまうくらいですから、将棋・囲碁ソフト(将棋・囲碁のアルゴリズムは、当然高い数学的能力やプログラミング能力がなければ作れません)を作るくらい朝飯前です。
 

 北朝鮮の独自OS、政治体制を反映し特殊な進化を遂げる
ジョブズもビックリのクールなUIに、機密漏洩を防ぐ高度なセキュリティを実装
2015年12月28日(月) Newsweek

 
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国産を使おう! 外国製が氾濫するセキュリティソフト

 パソコンを使うのに欠かせないセキュリティソフト。そのほとんどが外国製だとはご存知でしたか?サイバー防衛が言われているのに、肝心のセキュリティを外国頼みでは困ります。
 セキュリティソフトの日本国内シェアは、BCNランキングの発表した2014年1月~12月までの実売データによると、

1位:トレンドマイクロ 35.2%   台湾製
2位:シマンテック 24.9%     米国製
3位:ソースネクスト 21.3%    インド製、ルーマニア製
4位:キャノンITソリューションズ  日本製(一部をスロバキアに委託)
5位:カスペルスキー        ロシア製
6位:マカフィー          米国製
番外:ハミングヘッズ(後述)   日本製
番外:ジャストシステム      日本企業だが、中身は中国Jiangmin製
番外:Kingsoft          中国製

 とのこと。
 
 

 一応、この中で日本産と謳ってよいのは、キャノンITソリューションズと、ハミングヘッズでしょうか。
 ハミングヘッズは日本でも無名です。企業官公庁向けのセキュリティ対策を手掛けてきた企業で、最近個人向けに進出してきたようで、応援したいですね。

キャノンITソリューションズ(ESETセキュリティソフトウェア) → 
http://canon-its.jp/product/eset/
ハミングヘッズ(ディフェンスプラットフォーム) → http://www.hummingheads.co.jp/pd/dep/index.html

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まとめ

 長くなりましたが、まとめです。
 
 ①安いものには必ず裏がある。

 ②セキュリティで手を抜くと、国を滅ぼす

 です。長文お付き合いありがとうございました。


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