tearfaceさまのブログより転載させて頂きました。
(以下、転載記事)
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中国空海軍基地攻撃を視野に
領空侵犯機・領海侵犯艦艇の
攻撃破壊を!
【関係記事】
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先島諸島の状況
先島諸島は、宮古島にある航空自衛隊レーダーサイト以外は自衛隊がまったく駐留していない「軍事空白域」となっていたが、2014年に与那国島への部隊配備が決定し、2015年に行われた住民投票でも賛成多数で追認された為、この決定により、ようやく国境の島々にほとんど自国の国防戦力が配備されていないという、国際常識から考えて異常ともいえる状態は解消されつつある。(海上保安庁の巡視艇は配置されている)。しかも、中華人民共和国や台湾に接しており、尖閣諸島などの領土問題も抱えている。日中間では排他的経済水域の問題でも対立があり、先島諸島近海では、中華人民共和国の科学調査船による無許可海洋調査(事実上の侵略事前調査)が頻発しており、調査船の護衛名目で中華人民共和国の艦隊の威力航海が何度も行われている。また、台湾有事の可能性もあるなど軍事情勢は平穏とは言い難い。尖閣や下地島を含む先島諸島への軍事侵略が現実味を帯びていた2012年頃から、当時の野田内閣により急遽建造が進められてきた海保の尖閣専従部隊とされる新造巡視艇が続々と配備されつつある2015年現在では、鳩山政権初期のような事実上無防備に近い状態からはかなりの正常化はなされたものの、空前のペースで軍拡を進める中国人民解放軍の脅威は大きくなるばかりで、この地域の軍事バランスは依然予断を許さない状況であると指摘する専門家も多い。
国防の観点からみた下地島空港の価値
下地島空港は沖縄本島と台湾・中国大陸の中間にあり、また尖閣諸島にも近い。滑走路は現在のところ1本のみだが、先島諸島で唯一かつ日本全体でも数少ない、ILSが両端に設置された空港でもある。2,800m×46mの滑走路を持つ米海兵隊の普天間飛行場[16]を上回る3,000m×60mの規模を誇り、超音速ジェット戦闘機や大型輸送機の運用にも支障のないキャパシティがある。アメリカ空軍のB-52戦略爆撃機の最大離陸滑走距離が2900m程度[17]であるため、たいていの規模の軍用機であれば問題なく対応できると見られる。
日本最西端の与那国島からでは、台湾島はおろか中国大陸沿海部よりも本島の那覇基地のほうが遠いため、台湾や朝鮮半島の情勢をはじめとした有事対応が現実的でない。そこで自衛隊の下地島空港使用については国政でも議論されている。自衛隊による下地島空港の使用が可能になれば、東シナ海での行動範囲が広がり、航空自衛隊の戦闘機部隊や海上自衛隊のP-3Cおよび新型のP-1対潜哨戒機部隊の基地、また補給中継施設として非常に重要な拠点となりえる。在沖米軍も、台湾及びフィリピンへ向かう航空路の近くにある下地島空港に関心を示しているとされる。事実、これまでに数回、普天間基地の海兵隊ヘリコプター群がフィリピンなどに向かう際の中継基地として、当空港の滑走路を一時的に借り上げたこともあった。この際、ヘリコプターへの給油は、米軍の輸送機が当空港に燃料を持ち込んで独自に行った。ほかにも緊急の給油や、熱帯・亜熱帯地域で頻発する天候急変等の突発事態を理由として、米軍機は何度も当空港への緊急着陸を行ってきた。
現用の那覇空港は軍民共用であり、かつ民間の発着便数の多さだけでも過密といえる状態である。そのため近い将来に那覇空港第2滑走路が竣工するまでは、有事の際に軍用空港としての機能は果たせないと見られている。ただし那覇空港の拡張案も具体的に検討されており、それが実現すれば那覇空港の利用実態においての下地島空港の優位性は相対的には低下するものとみられる。しかし沖縄本島と宮古島地方は大海を隔てて300kmほど(参考として、首都圏の横田飛行場と本州北端の三沢飛行場との距離は約600kmである)離れており、これは佐世保基地を基準とすれば東へは呉基地、西へは韓国済州島との距離に匹敵する。いまだ東アジア地域での軍事的緊張が続くなか、先島諸島から台湾に至るまでの軍事的空白域を補うために防衛上の拠点を宮古島地域に置くことには、地政学的な重要性があることも否定できない。
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