櫛田B子さまのブログ『天晴!にっぽん』(Hatenaブログ)より転載させて頂きました。
このブログのURL http://d.hatena.ne.jp/b-co811/
(以下、転載記事)(下のタイトルをクリックして元記事へ行けます)
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2013-05-20
対馬厳原港まつり~「韓国の為に祭を続けてきた訳ではない」
★このカテゴリーでは国境の島、対馬を「日本人の手で守ろう」 と呼びかけています。
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対馬支援を様々な角度から取り上げている下記のサイトの活用 もお薦めです。
対馬支援wiki - トップページ
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2013年05月20日より
【日韓】対馬祭名の「アリラン」削除に朝鮮通信使行列中止…「韓国の為に祭を続けて来た訳ではない」
1 名前:帰って来た仕事コナカッタ元声優 φ ★:2013/05/20(月) 19:48:35.12 ID:???
対馬市から盗まれ韓国で回収された仏像の未返還問題で、韓国側に抗議するため、
毎年夏に同市で開く日韓行事「厳原港まつり対馬アリラン祭」のメーンイベント「朝鮮通信使行列」が中止、
祭名から「アリラン」が削除される事態となった。日韓の摩擦が民間交流に大きく影響するのは初めて。
背景には「国境・対馬の歴史」を国内外にPRしようと始まった行事が、
「韓国のための祭り」と誤解されている現状を修正したいという主催側の思いもある。
「互いに欺かず、争わず、真実を持って交わろう」-。日韓の400人が華やかな衣装を着て街を歩き、
最後に両国代表が舞台上で固い約束を交わす。島の風物詩、朝鮮通信使行列が今夏は見られない。
4月17日、行列を実施する同行列振興会は総会を開催。韓国側への不満が相次ぎ、行列中止を決めた。
祭を主催する同祭振興会(山本博己会長)も同調。祭名の変更を決定した。
これまでも竹島や歴史認識の問題で日韓の不和はあった。
それでも「政治と民間は違う」と草の根交流は続けており、過去にない不信感が広がっている。
ただ「仏像が引き金となったが、いずれ『アリラン』の名称は削るつもりだった。
祭も行列も在り方を考え直す時期だった」と山本会長は明かす。
関係者によると、祭は1964年に「厳原港まつり」として開始。80年に行列も始まった。
88年に県が島外の観光客を呼べるイベントに発展させようと補助金を出し、併せて朝鮮民謡を意味する「アリラン」の名称が加わった。
通信使は対馬で初めて日朝両国による行列をしており、「郷土の歴史再現」が祭の目的だった。
だが、国際色が濃くなり、韓国人観光客が増えるにつれ、
地元からは「なぜ韓国の祭りをするのか」という批判も。
日韓関係が険しくなるたびに誤解は島内外に広がり、主催側や市役所への抗議の電話も増えていた。
祭運営費の一部は住民からの寄付金で賄うが、「仏像問題で市民感情が悪化し寄付金が集まらない」との懸念も噴出。
ある関係者は「例年通りなら韓国自体を嫌う団体から妨害されるかもしれない。安全面の不安もあった」とこぼす。
一方で、対馬の観光PRではマイナス面が大きい。対馬観光物産協会は、
全国の情報誌からイベント紹介を求められるが「インパクトある行事を失った」。
それでも同協会の庄野伸十郎会長は今回の決定を「正しい」と言い切る。行列は亡き父親が発案し愛着も強いが
「仏像を返還しない韓国の対応は許されない。ただ、韓国のために祭りを続けてきたわけでもない。
これを機に多くの人に対馬の歴史に目を向けてほしい」と話す。
◎ズーム/朝鮮通信使
江戸時代の1607年から1811年の間に日本を計12回訪れた朝鮮王国の外交使節団。
対馬藩が江戸まで先導し、豊臣秀吉の朝鮮出兵後に悪化した日朝関係の改善に貢献した。
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2013/05/20091251010403.shtml
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対馬のアリラン祭と、朝鮮通信勅使にまつわる話のエントリー
http://d.hatena.ne.jp/b-co811/20130420/p1
で取り上げたように、「日朝関係の改善に貢献した」とされる通信勅使の歴史でさえ鵜呑みには出来ないと思います。
また、FNNニュースが対馬の現状を取材していました。
「日韓交流」や「協力」は表面上は微笑ましい事のように見えるかもしれません。
しかし本当にそうなのでしょうか...?
「厳原港まつり」もさることながら、何年も前から問題視されてきた対馬の韓国資本の土地取得に関しても触れられています。
FNNニュース: 韓国との付き合い方に... 2013年5月8日 より
韓国との付き合い方に揺れる長崎・対馬市を取材しました。
人口や経済の衰退に悩む長崎県の対馬。国境という特性を生かし、観光に力を入れていますが、一方で弊害に悩まされています。
仏像盗難問題など、韓国との付き合い方に揺れる島を取材しました。
長崎・対馬市、この島が今、あるブームで大にぎわいとなっている。
フェリー乗り場は普段は閑散としているが、ある路線の到着時刻が近づくと、大型バスの列ができる。
駐車場は満杯。
午前11時、韓国からの高速船が到着した。
今、対馬では、韓国からの観光客が押し寄せている。
対馬から博多までは、およそ138kmなのに対し、韓国の釜山(プサン)はわずかか54km。
高速船は3社が乗り入れ、1時間10分で結び、料金は往復4,000円からとなっている。
人口3万4,000の島に、年間15万人の韓国人観光客が押し寄せる。
対馬市観光物産推進本部の本石 健一郎本部長は「有史以来の数字かと思っております」と話した。
観光地では、ハングルのアナウンスや看板まで用意し、街なかの商店も、韓国人観光客目当てにハングル対応。
なぜ韓国人から対馬は人気なのか。
韓国からの対島への旅費は、同じ国内の済州(チェジュ)島に行くよりも安いという。
だが、対馬の旅館やホテルが全て歓迎一色かというと、そういうわけでもないようだった。
対馬の旅館経営者は「予約はいっぱいあるとですけど、もう全部断ってます」と話した。
一部の韓国人ツアー客のマナーの悪さにも困っていたという。
対馬の旅館経営者は「流さないわけですよ、トイレを、一晩中騒ぐわけですよ。少し静かにしてくれんかと言われても、それをもう、聞かないし、そして予約しても来ないことがあるし。もうそれでこりごりしまして、もう今はですね、断ってます」と話した。
島内でも問題になっているのが、ごみ問題。
ここは韓国側に面する、木坂海岸。
五穀豊穣(ほうじょう)を願う「ヤクマの塔」で知られる風光明媚な場所だが、韓国からの漂流ごみに悩まされる。
多いときでは、年間およそ5億円の費用をかけて処理しているが、大きな負担となっている。
また日韓関係をめぐる緊迫した状況も、客を取らない理由になっているという。
2012年5月、対島沖35kmの地点で、韓国のアナゴカゴ漁船を、海上保安庁の巡視船が発見。
違法操業が相次ぐ。
さらには、2012年10月、対馬市内の観音寺で、仏像が韓国人窃盗グループによって盗まれ、返還されない問題。
韓国側の僧侶が来日したが、「盗難事件以前に、お互いが胸襟を開いてまず話し合うべきではないか」などと話した。
この問題は、依然解決する見通しが立っていない。
取材班は、韓国人観光客や、宿泊施設に取材を申し込んだが、軒並み拒否。
唯一、ある旅館経営者だけが取材に応じた。
対馬の旅館経営者は「対馬の旅館はほとんど泊まらせてますよ。皆さんはそれは嫌だということはわかっていても、やっぱり経営状態の問題もありますし。背に腹は代えられないという」と話した。
さらに3月には、韓国・京畿道(キョンギド)の市議会が、「対島は韓国の領土」と決議。
これに対して対馬市長も、「笑止千番」と声明を発表した。
韓国との交流で築き上げてきた島の歴史は、転換期を迎えている。
今、課題となっているのは、国防に関わる問題。
韓国からのツアー客が必ず訪れるという韓国展望所。
これは16年前に作られた。
条件がよければ釜山市内が見通せるのだが、一番きれいに見えているのは、航空自衛隊のレーダー基地。
また韓国企業による土地の買収が、島内で懸念されている。
海上自衛隊対馬防備隊本部の基地に隣接した2か所の敷地が、韓国企業により買収される事態が起こった。
2009年には、長崎県知事が視察を行い、安全保障上問題はないとしている。
しかし、基地の隣接地に外国資本の建造物があること自体に懸念がある。
だが、対馬もほかの離島と同じく、人口減少、産業衰退に悩まされ、今後も隣国、韓国との交流を続けていかざるを得ない。
対馬市観光物産推進本部の本石本部長は「わたしども、動こうにも動けない隣人ですから、逆に言えば、したたかに生きていくのも対馬人かなと」と話した。
選ぶことはできぬ隣人とどう向き合っていくのか。
国境に面する離島からは、国の主体的な離島政策を望む声が、悲鳴のように上がってくる。
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5月19日に対馬では市議会議員の選挙が行われたそうですが、ニュースサイトでは今のところ、毎日と読売での簡単な記事しか出ていません。
当選議員は対馬市議会議員選挙(2013年5月19日投票)候補者一覧|政治・選挙プラットフォーム【政治山】で確認できました。
新しい情報を探しつつ、対馬市長を始め議員の方々の危機意識と対策に今後注目していきたいと思います。
(読売新聞 2013年5月20日)より引用