石破氏「防災省が必要かもしれない」 阪神大震災の経験踏まえ「兵庫県も提言を」
(該当部分の抜出です。)
石破氏は熊本地震についても触れ、「災害が起こったとき警察や行政がやっていることを統合する組織として、防災省が必要かもしれない。兵庫県にも阪神大震災の経験から提言をいただきたい」と話した。
防災と救援・復興には多くの省庁が関与しています。すぐにイメージに浮かぶのは部隊運用にあたる陸海空自衛隊を統括する防衛省、警察庁、消防庁、海上保安庁ですが、国土交通省、厚生労働省、財務省などでデスクワークの職員も多くの省庁にいます。
「縦型行政」の問題点がしばしば言われていて、これらの業務を統括する「省」があれば便利なようにも思えます。
しかしその「省」は沢山の公務員を抱えて平時には何をするのでしょう。
また大災害が起これば、省が一つ増えた分だけ余計にややこしくなると思います。
私の対案として、総務省の外局である消防庁の人員と機能を拡充して「防災庁」にすれば良いのではないかと思っています。
総務省は元々調整機能が(他の省よりは)あります。
国土交通省の中の治山・治水の専門家を移籍するなどして公務員の総数は増す必要ありません。
石破氏の気持ちは分からないでもありませんが、地方創生担当大臣として、熊本を大いに復興させれば国民は拍手喝采するでしょう。