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Channel: くにしおもほゆ
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会話ロボ「キロボ」 「こうのとり」初搭乗で宇宙へ

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会話ロボの「キロボ」 「こうのとり」に初搭乗 打ち上げ成功

2013.8.5 10:16(産経)
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   ロボット飛行士「キロボ」
 
 国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給機「こうのとり」4号機を載せた国産大型ロケットH2B4号機が4日午前4時48分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。こうのとりは約15分後に予定の軌道でロケットから分離され、打ち上げは成功した。今回の打ち上げで、世界的に注目されているのは、こうのとりに積み込まれた、日本語の会話能力を持つロボット飛行士「キロボ」だ。英BBC放送(電子版)が「キロボは宇宙に送り込まれた史上初の会話するロボット」と報じるなど、世界の先端を走る日本のロボット技術が熱い視線を集めている。(SANKEI EXPRESS
 
 キロボは身長約34センチ、体重約1キロで、手塚治虫さん(1928~89年)のアニメに描かれた人型ロボット「鉄腕アトム」をイメージした外見。顔を覚えてあいさつができ、「聞き上手」で相づちを打つ。11月にはISSに日本人初の船長として到着する若田光一さん(50)を出迎え、12月から日本実験棟「きぼう」で世界初の宇宙での人間とロボットの会話実験を始める。
 
 「ISSで再会すると、キロボは若田さんの顔を思い出し、認識することができる」と、開発に携わったロボ・ガレージ社長、高橋智隆・東大特任准教授(38)は話す。
 

「精神面の支え」検証
 キロボは若田さんらに作業の手順を説明したり、地上の管制室からの指示を伝える機能を持つほか、約6カ月に及ぶISSの滞在中、若田さんの話し相手になることを通じてロボットが宇宙飛行士の感情や精神面を支えることができるか検証する。約半年間滞在する若田さんの帰還を見送った後の来年12月以降、地球に戻る予定だ。
 
 また、キロボには同型で予備となるロボット「ミラタ」というパートナーがおり、ミラタはキロボのモニターを続け、活動を記録する。
 こうしたミッションについて、6月に東京都内で行われた記者発表で、キロボは「僕にとっては小さな一歩。だけど、ロボットにとっては大きな一歩だ」と、月面探査をめぐる過去の名言をもじって話した。
 

超小型衛星・放射線実験も
 こうのとりは日本が開発した無人補給機で、大型バスほどの大きさに計5.4トンの物資を搭載した。高度約400キロのISSに徐々に近づき、9日から10日にかけロボットアームでつかまえて結合する。
 ISSに滞在する飛行士の生命をつなぐ飲料水や食料のほか、サバのみそ煮やラーメン、おにぎりなど日本の宇宙食も運ぶ。彗星(すいせい)の撮影に使う高解像度4Kカメラなど多彩な実験機器を積んでいるほか、山梨大は凍結乾燥したマウスの精子を長期保管し、宇宙放射線の影響を調べる実験を予定。ベトナム国家衛星センターなどが開発した超小型衛星「ピコドラゴン」は、きぼうのエアロックから放出し地球の姿を撮影する。
 こうのとりは約1カ月後、不要になった米国の実験装置などを積んでISSを離れ、大気圏に突入して燃え尽きる計画だ。
 
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キロボについて記事を書こうと思っていましたが、産経が分かり易くまとめてくれているので、取敢えず今回サボって産経記事の転載です。
さて、Youtubeにはキロボの動画がかなりあります。
まずはこれをどうぞ。
 
 
宇宙で退屈で話し相手が欲しくなるから?
いや、宇宙飛行士はいろんな実験などハードなスケジュールでぎっしりで、退屈する暇はない筈です。
ただ宇宙ステーションから外に散歩に行けないし、お酒も、ペットも持ち込めない制約だらけの長期生活。ステレスを溜めないためにも、キロボと楽しくやってください。
 
ロボットは作業を分担してくれる仲間として発展ゆくでしょう。
毎日の単純だけれどもとても大切な点検作業とか、時に宇宙遊泳のような危険な作業だとか、他にもミッションの構想があります。
やっぱりロボットでも日本は断然強いですね。
ちなみに↓の写真はNASAが2年前にステーションに送り込んだ上半身ロボ。重さは136kgです。
イメージ 2
 
もう一つ産経の記事を貼っておきましょう。
 
 

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