私はガラケーの愛用者です。
“ガラパゴス”って揶揄されるようになって既に久しいですが、スマホよりも小さいのでポケットに楽々入るし、電話とメール機能さえあれば、特に困りません。
←なんとも言えない、いい表情ですね。
通勤の車中や職場の休憩時間は携帯サイトのニュースを主に見ています。
画面が小さいので、ネットに繋ぐことは極力控えて、家に帰ってPCで閲覧します。
携帯使用料が安くつきます。
これからも何が何でも!と依怙地になっている訳ではなくて、今と変わらない通信費の画期的なサービスがもし始ったら、考えてみます。
ちなみに「スマホ」と聞くと、私の脳内では自動変換されて、「須磨帆」つまり須磨の浦の帆かけ船のイメージになります。
のどかですね、武庫川女子大所蔵の資料からです。
現在でもこんな感じのようです。
明石海峡も近くて、沖合に大型の客船か?
【ビジネスの裏側】
なかなか絶滅しないガラケー…首位パナが次々新機能、スマホより優位に立つ?
急速に普及するスマートフォンの影で、「ガラパゴスケータイ(ガラケー)」と呼ばれる従来型の携帯電話の出荷台数も堅調に推移していることはあまり知られていない。法人や高齢者の底堅い需要に加え、電池持ちを含めた使い勝手の良さやスマホの約半額という維持費の安さにひかれ、いったんはスマホに流れたものの、ガラケーに戻ってくる“出戻り需要”も市場を下支えしている。パナソニックなどは新機能を搭載した機種の投入や新サービスを始め、ガラケーの需要掘り起こしを進めている。(橋本亮)
市場規模は高水準
「減少したとはいえ、従来型の携帯電話の出荷台数は依然として、高い水準の市場規模を誇っている」
国内ガラケー市場でトップシェアを確保するパナソニックの担当者は、足元の市場動向をこう解説する。
一時期より勢いこそ衰えたとはいえ、平成26年度のガラケーの出荷台数は1040万台で、パソコン(919万台)やデジタルカメラ(578万台)、薄型テレビ(545万台)を上回る規模を維持しているのだ。
スマホの急速な普及に伴い、ガラケーの出荷台数は減少の一途をたどった。調査会社のMM総研の調べによると、平成20年には携帯電話の国内総出荷台数のうち、90%以上をガラケーが占めていたが、米アップルのiPhone(アイフォーン)の登場などもあり、一気にスマホが普及。23年にはガラケーの構成比が40%程度にまで落ち込んだ。
ここ数年はスマホへの買い替え需要が一巡し、ガラケーの出荷台数は横ばいで推移しており、構成比は30%程度で落ち着いている。パナソニックも年間200万台強を出荷。「まだまだ成長の余地は大きい」と同社の担当者は力を込める。
料金はスマホの半額
出荷台数とは別に、契約数でみると、いまだに5千万人超がガラケーを利用している。構成比では40%程度で、10人に4人がガラケーの利用者という状況だ。
スマホと比較してガラケーが優位に立つ点として、端末の頑丈さや電池持ちを含めた使い勝手の良さがあげられるが、最も大きいものは維持費の安さだ。MM総研の調査では、スマホの月額平均利用料金が6283円なのに対し、ガラケーは3260円で、2倍程度の開きがある。端末価格も余計な機能をそぎ落とすことにより、安く抑えているのも売りとなっている。
総務省の有識者会議が昨年末、NTTドコモなど携帯電話会社に対し、データ通信の使用が少ない人向けにスマホの利用料金を月額5千円以下に引き下げるように求める提言をまとめたが、それでもガラケーの利用料金の安さは魅力的だ。
スマホとガラケー、タブレット端末とガラケーを持つ「2台持ち」や法人向けの需要が市場を下支えしている。それらに加え、「いったんはスマホを使ってみたが、機能を使い切れなかったり、慣れ親しんだガラケーの方がよいと戻ってくる需要も増えている」(パナソニックの担当者)ことも、ガラケーが“絶滅”しない要因となっている。
機能・サービス充実
スマホほどではないが、ガラケーもカメラの画素数を高めたり、無線通信規格に対応するなどの機能充実も進んでおり、新サービスの提供も始まっている。
パナソニックが昨年11月から、NTTドコモ向けに提供する「P-01H」は登録したあて先に歩数計のデータや電池残量、端末を開いた回数などをメールで知らせる同社独自の「みまもりメール」を使えるようにした。例えば、離れた場所に済む家族や一人で暮らす両親の様子をガラケーの利用状況を通じて知ることができる。わざわざ携帯電話会社に申し込みをしなくても、端末の設定だけで利用が可能で、料金も月額100円程度で済むという。
京セラやシャープのガラケーはスマホで人気の無料対話アプリ「LINE」に対応し、“ガラホ”として注目を集めている。多くのガラケーは高齢者向けに文字を拡大して見やすくする機能を搭載するなど、使い勝手に磨きをかけている。