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【産経抄】 信長はもうたくさん

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【産経抄】
信長はもうたくさん 2月11日

2014.2.11 03:26産経抄
 記者会見で、都知事選の敗戦の弁を述べる細川護煕氏の背後に、本人の筆によるパネルが見えた。「桶狭間」とある。出馬前、大の織田信長ファンとして知られる小泉純一郎氏との会談で、話題になったそうだ。
 ▼永禄3(1560)年、尾張統一を成し遂げたばかりの織田信長は、戦国大名、今川義元が率いる2万を超える大軍を迎え撃ち、義元は討ち死にする。信長に天下統一への道を開いた戦いを、都知事選に見立てていた。
 ▼兵力に見劣りがする信長の勝因のひとつに挙げられているのが、天候だ。まさかの奇襲が成功したのは、突然の大豪雨に見舞われ、今川軍の本陣が大混乱に陥ったからだといわれている。もっとも、細川・小泉元首相連合にとって、天候は味方をしなかった。
 ▼週末の東京を襲った大雪が、頼みとする無党派層の投票意欲をそいだ可能性もある。ただ、それだけでは、宇都宮健児氏よりも得票が下回る惨敗は説明できない。これまで露骨に細川氏を応援してきた週刊誌を含めて、きのうの各紙に掲載された広告は、いずれも舛添要一氏の勝利を前提に書かれていた。すでに戦う前から決着がついていたようだ。
 ▼原発への依存度を下げるべきだ、という主張なら共感できる。代替案を示さないまま「即原発ゼロ」を実行せよとは、乱暴すぎた。中世を破壊した信長に対して、地味ながら徳川家康は天下泰平を実現する。ようやく経済に薄日が差し始めた大事な時期に、有権者がどちらのタイプの政治家を待望するのか、自明の理だった。
 ▼そういえば、大阪市長を辞職して出直し選挙に出馬する橋下徹氏も、信長によく例えられてきた。「壊すだけの英雄はもうたくさん」。こんな嘆きの声が上がっていないのだろうか。
 
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今回の都知事選で、小泉氏は晩節を汚してしまいましたね。もはや次に脚光を浴びる日は来ないと思います。
何か大きくて堅固なものがあれば、それを壊そうとする人は拍手喝さいを浴びることがありますが、小沢一郎もその典型でした。
何のために壊すのか、壊してどうするのか、代わりの策に問題はないのかという考証が不十分なまま突き進んでしまうことに注意しなければならないです。
今回の小泉旋風はとてもミニだったし、劇場でもありませんでした。
私は新次郎氏の支持者ではないが、彼はどう思ったでしょう。
父親の失敗を以て反面教師として学習すれば政治家として大きな成長はあると思います。
せっかくの人気者なのだから、十分に活かしてほしいです。

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