米閣僚、14年ぶり訪台 環境保護局長官
2014.4.14 13:11(産経)
【台北=吉村剛史】米環境保護局(EPA)のマッカーシー長官が13日台湾を訪れ、総統府で馬英九総統と14日会談した。米閣僚の訪台は、クリントン政権のスレーター運輸長官(当時)以来14年ぶりで、馬英九政権ではこれが初めて。マッカーシー長官は、昨年12月の中国訪問後にも訪台計画が伝えられたが、実現しなかった。中央通信によると、会談した馬総統は米閣僚の訪台について「意義は重大だ」と評価した。
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本当言えば第一次安倍政権や麻生政権のときに台湾訪問をやっておけば良かったのかもしれません。ただ当時は今ほど日中関係が悪くなかったこともあります。
今ならこれ以上失うものはありません。いや、動かないと負けです。
この米国の動きは好機到来で、日本も・・と言いたいとこですが、馬政権への支援につながることはやるべきでありません。馬政権は反日教育を進めようとしています。
日本からだれか閣僚が行って馬を無視して野党の党首だけに会うことは事実上不可能でしょう。閣僚が個人の旅行として行くのも変です。
じゃあ、どうすれば良いかですが、こういうときには元台湾総統で大の親日家、李登輝さんに来日していただきましょう。過去の来日の際には、日本が北京政府の要求を受け容れて来日そのものを渋ったばかりでなく、政治的発言をするなとか色々と制限をつけていました。
もう誰に会おうが、何を話そうが、一切制限を付けずにです。
とてもご高齢ではありますが、安倍総理や各閣僚と会談して貰いましょう。
李登輝さんご自身もきっとお望みだと思います。
世論の大きい声にして李登輝さんに繋いでほしいです。
台湾につながりのある方々もよろしくお願いします。
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李登輝・元台湾総統インタビュー
日本への期待 安倍総理への期待
2014年02月24日(Mon) http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3603
日本統治時代の台湾で育ち、京都帝大で学び、学徒出陣で戦地にも赴いた。武士道を愛し、日本人よりも日本人らしい精神性を体現する李登輝元総統には、いまの日本がどのように映るのか。靖国から憲法まで縦横無尽に語り尽くす。
─昨年末に安倍晋三総理が靖国神社を参拝しました。
国のために命を捧げた英霊に国の指導者がお参りをするのは当然のことで、外国から口出しされるいわれはない。私の兄も海軍志願兵として出征しフィリピンで散華したため靖国神社に祀られている。これは政治の問題ではなく魂の問題だ。
私も総統在任中、台北にある忠烈祠に春秋の2回、参拝に行った。ただ、ここに祀られているのは抗日戦争で亡くなった大陸の国民党の兵士であって、台湾とは全く関係がない。しかし、私は大きな愛でもって彼らの霊を慰めるためにお参りに行った。
インタビューに応じる李登輝氏(撮影・淺岡敬史、以下同)
─アベノミクスは、一貫して高く評価していますね。
為替の切り下げが重要だということを私は十数年前から言ってきたが、やり切る政治家がいなかった。
経済成長の道は、国内消費、投資、輸出、そしてイノベーションの4つ。
日本は、台湾と同じく、資源を持たない。しかし、新しい製品をつくる技術と開発力がある。このような国にとっての柱は輸出であり、為替が重要だ。為替切り下げは近隣窮乏策だという人がいるが、そうならない。輸出が増えると輸入も増える。
しかし、これまでの日本の総理は、中国や韓国、あるいは米国からの批判の心配ばかりしてきた。日本国民の指導者だという考え方がなかった。国際社会における経済的自立、精神的自立こそがデフレ脱却の鍵だ。