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Channel: くにしおもほゆ
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ツシマヤマネコの赤ちゃん、画像と動画も公開されました

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去る4月11日に福岡市動物園でツシマヤマネコの赤ちゃん2頭が生まれました。
 
その後も元気にスクスク育ち、今回初めて巣箱の外を歩く様子が撮影できたという画像と動画が公開されました。
                         http://fukuokazoo.blogspot.jp/2014/06/4752.html
ツシマヤマネコは対馬にのみ分布していて、レッドデータブックでは最も絶滅のおそれの高い絶滅危惧IA類です。平成17年の調査で推定80-110頭と推定されています。車に撥ねられたりする事故で減ることはあっても増えている兆候は全くなく、
猫エイズの感染などのリスクも重なって非常に危機的な状況のままです。
 
イメージ 4
車に撥ねられて対馬の野生生物保護センターに運び込まれた仔猫
 
この状況に全国の動物園も立ち上がり、各地の園で飼育していたツシマヤマネコが繁殖のために集約されました。
この赤ちゃん猫はついに関係者の努力が結実したとても大切な結晶なのです。 
 
さて、それでは福岡市動物園が公表した映像を。
こちらは6月2日。生後52日。親子ともとても元気です。
    子猫2頭は巣箱でじゃれあっています。
母猫は少し離れてゆっくりしていて、ときどき授乳もしているということです。
 
そして今回の発表でついに
イメージ 1
 
イメージ 2
 
 
今後一般公開されるかどうかは不明です。
誰だって見たいですが、母猫が驚いて育児をやめたりしたら大変です。
大切な大切なツシマヤマネコです。
まず今はとにかく絶滅を防がなければなりません。
 
将来的には対馬の野生生物保護センターに送られて自然環境に順化させたのちに森に放たれるでしょう。
対馬の森でたくましく生きる日が待たれます。
 
こちらは読売から。
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ツシマヤマネコ下島で撮影成功 環境省

2014年06月05日イメージ 3
 
 
 環境省対馬野生生物保護センター(対馬市上県町)は、国の天然記念物ツシマヤマネコの生息情報が少ない同市・下島の美津島町久須保で、ヤマネコの写真撮影に成功したことを明らかにした。
 
 撮影されたのは4月12、21日の2回。いずれも歩いている姿で、耳の後ろの白い斑点や太い尾などヤマネコの特徴があった。12日の個体は成獣とみられ、21日の個体は成獣か子ネコか不明という。
 久須保地区では、2012年5月に採取されたふんがDNA分析の結果、ヤマネコのものと確認されたため林道周辺に自動撮影カメラ2台を設置していた。センターは引き続き、下島で生息状況調査を行うとしている。
2014年06月05日Copyright © The Yomiuri Shimbun

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