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日本刀に萌える〝刀女子〟が増殖中

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2015.5.10 11:00更新産経【トレンド日本】

日本刀に萌える“刀女子”が増殖中…持ち主の移り変わり知りたい、「歴女」の進化形 

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    「大関ヶ原展」に展示された重要文化財の「刀 無銘 正宗 名物 石田正宗」。歴史上の名刀が人気を集めている=東京・両国の東京都江戸東京博物館

     中高年男性に愛好家が多かった日本刀に、若い女性たちが熱いまなざしを向けている。解説書を読んで刀の来歴を学び、博物館に行って光り輝く実物をうっとり見つめる。ブームを読み解くキーワードは「とうらぶ」。歴史ファンの女性を指す「歴女」の進化形ともいえる“刀女子”の行動力はすさまじい。

    関連書籍が異例の大増刷
     本の街、東京・神保町の書店「書泉グランデ」。4階の歴史書売り場で目を引くのは、エレベーター前に置かれた「日本刀」関連の本を積んだワゴンだ。価格が手ごろな文庫やムックから、より専門色が強い書籍まで計16点が並ぶ。関連書籍の売れ行きは、前年に比べ2~3割ほど増えているという。
     「今年1月になって書棚の日本刀関連の本の売れ行きがよくなったので急きょ特設コーナーを作ることになった。刀の種類や歴史をコンパクトに解説した本が人気ですね」と、売り場担当の高松亮二さんは話す。
     日本刀ややりなど約80本を持ち主のエピソードを交えて紹介する『名刀伝』(新紀元社)は平成14年の発売。ところが、今年1月以降品薄の店が続出しため2月に通常の5倍規模の重版に踏み切った。昨年9月刊行の『日本刀 妖しい魅力にハマる本』(河出文庫)も増刷を重ねて9万5千部に達している。
     宝島社が1月に発売したムック『日本刀』は、日本刀の愛好家だった高倉健さんの追悼記事など硬派な内容だが、「購読者の半数は女性」(同社)。昨年1月刊の第1弾『日本刀の本』と合わせてシリーズ累計35万部を突破するヒット企画となった。

    イケメン刀剣男子を育成
     ブレークの要因として出版各社の担当者が口をそろえるのが、「とうらぶ」の略称で親しまれる、DMMゲームズのインターネットゲーム「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)-ONLINE-」だ。歴史上の名刀などを擬人化したイケメン刀剣男子を鍛えて戦う育成シミュレーションで、1月にサービスが開始され3月末には利用者が70万人に達している。眉目秀麗なキャラクターがそろい、利用者の7割を女性が占める。キャラクター設定に、刀工や持ち主といった史実が反映されているから、歴史への興味を募らせる利用者も少なくない。
     ゲームで擬人化された日本刀の実物を見ようと、美術館や博物館を“巡礼”する女性もいる。
     名古屋市の徳川美術館は2月に、鎌倉時代の刀工、栗田口吉光作の脇差「鯰尾(なまずお)藤四郎」の特別展示を始めた。その後も「とうらぶ」ファンの問い合わせが増えているため、4月中旬までだった展示期間を、ゴールデンウイーク明けの5月12日まで延長することを決めた。「来館者数は前年に比べて2割ほど増えている。最近は歴史に興味を持つ、20~30代の女性の姿が目立つ」(同館担当者)という。

    人を見入らせる緊張感
     東京・両国の江戸東京博物館で開催中の特別展「大 関ヶ原展」(5月17日まで)でも、石田三成が関ヶ原の合戦で実際に使った刀をはじめ多くの名刀が展示されている。
    ゲームでキャラクター化された「薙刀直し刀 骨喰(ほねばみ)藤四郎」(展示は4月19日まで)を食い入るように見ていた横浜市西区の女性会社員(24)は熱心な「とうらぶ」ファン。「ゲームに夢中になるうちに、刀の持ち主がどのように移り変わっていったのか、もっと歴史的な知識を深めたいと思った。次は徳川美術館に行って日本刀を見てきます」と声を弾ませる。女性と一緒に来た鎌倉市の男性会社員(37)も「刀をよく知らない自分が見てもすごく美しいと思った」と感激した様子だった。

     同展は「とうらぶ」効果もあり3月28日の開幕から2日目には早くも来場者が1万人を突破した。
     「予想をはるかに上回る驚異的なペース。人気ゲームの影響からか、女性を中心に若い世代を掘り起こせている」と同館の主任学芸員、齋藤慎一さんは手応えを語る。
     「そこにあるだけで人をじっと見入らせるような緊張感ある空気をつくれるのも日本刀の魅力。これをきっかけに、ほかの美術品にも興味を持つ人が増え、歴史ファンの裾野が広がるかもしれない」。刀の一振り一振りに隠された歴史ドラマは、今後もフットワークの軽い女性たちを魅了しそうだ。

    私は決してフェミニストではありませんが、拙ブログに転載させていただくブログは女性ブロガーさまの記事が圧倒的に多いです。
    私が女性ブログの記事が好きな理由は、(いろんな方がおられますが)概して
    誇張したり、推測を交えて断言したりせずに、緻密に論述する。
    知識を見せびらかせたりして自慢しない。
    気持ちを正直に表出する。
    訪問者を罵倒したりすることがまずない。
    と、いうわけで現代の清少納言さんたちに随分お世話になっています。


    以前にゲーム『艦隊これくしょん(通称:艦これ)』のブームについて、二度か三度書いたことがあります。
    ツイッターをしていると「私は〇〇です」と旧帝国海軍の軍艦の艦名を名乗る女性が沢山おられて、「一体何だろう」と調べて初めてこのゲームの存在を知りました。

    今回の『刀剣乱舞(通称:とうらぶ )』とは、どんなものなんでしょうか。
    これも調べてみたくなりました。
    ゲーム紹介はサイトからのコピペです。

    DMMゲームズとニトロプラスがタッグを組んだ刀剣育成シミュレーションが誕生!
    名だたる名刀が戦士の姿となった刀剣男士。
    あなたは刀剣男士たちの主(あるじ)となって
    彼らを育て、強化し、自分だけの白刃隊を結成しよう。
    自分好みの刀剣男士集めはもちろん、
    刀剣にまつわるエピソードや熱いバトルなど見所は盛り沢山!

    ――歴史を遡り敵を討伐することこそ、我らが使命!
    提供:株式会社DMM.comラボ
    画像は著作権的に貼りにくい雰囲気なので、こちらへ行って見てください。

    ゲームであろうと何であろうと、女性が軍艦やその戦史、そして今回は刀剣にまで関心をもってくれることは実に有難いことです。
    女性は真面目にコツコツ勉強するから、男性諸氏よ!あなどっておれませんよ。




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