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Channel: くにしおもほゆ
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東寺百合文書(ひゃくごうもんじょ)の凄い価値

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京都の東寺(とうじ)といえば、新幹線の車中から五重の塔が見えることでお馴染みですね。
国宝「東寺百合文書」(ひゃくごうもんじょ)は東寺に伝えられた平安時代・鎌倉時代を含め2万5000の古文書で、現在は京都府立資料館が買い取って、保存をしています。
 
世界各地に伝わる古文書などの保護を進めるユネスコの「記憶遺産」に、2年前にこの「東寺百合文書」が日本から推薦されて、拙ブログは当時これを記事にしています。http://blogs.yahoo.co.jp/watch_compass/9606451.html
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                                    徳政令の文書

関係者のご努力が実って、今回、無事に登録の決定となりました。

ユネスコの世界記憶遺産に「南京事件の文書」が登録されてしまったのはとんでもないことです。日本はこの件の登録までの経緯を検証するとともに内容が虚偽であることを強くアピールして取り消しを求めなければなりません。
軍事衝突だけが戦争ではありません。
経済も文化も全てが戦争だという認識で今後進めなければなりません。

シベリア抑留資料のことも、今後書いてゆきます。
政治色が薄い東寺百合文書については、積極的にアピールしないと、日本人の中でさえ、知られないままになってしまうので、記事にしました。

これだけまとまった文書が良い保存状態で残されている例はないということです。
先人から受け継いだ文書を大切に保管し・メンテナンスし、繰り返して次代に受け継いできたことが想い遣られて、これこそ日本人が文化を大切にしてきた表れではないでしょうか。
とても誇らしい文化財です。

産経 2015.10.10 12:14更新



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 国連教育科学文化機関(ユネスコ)が世界記憶遺産に登録した「東寺百合文書」を所蔵する京都府立総合資料館(京都市左京区)。金谷浩志館長は「やきもきしたが選ばれて大変うれしい。東寺百合文書の資料的価値はさらに大きく評価された」と喜んだ。
 一方、東寺の森泰長執事長は「千年以上、文書が伝えられてきたのは寺の徹底した管理と資料館の整理・公開事業の結果」としたうえで「これを機に世界の人に関心をもってもらえれば」とした。

 百合文書は中世を中心に江戸時代までの約2万5千通に及び、資料は保存のため京都府が約50年前、東寺から購入した。
 約10年にわたり資料館で保存と研究に携わった上島有摂南大名誉教授(日本中世史)は「内容の善しあしに関係なく、これだけまとまった古文書が残るのは世界の中でもここだけだろう」と指摘する。
 百合文書の魅力について、書かれている内容から歴史を読むだけでなく、膨大な古文書に使われている紙の大きさや質なども含め、当時の生々しい空気を感じることができる点にあるという上島名誉教授。
 近年、資料館が鮮明な文書のデジタル画像8万枚を自由閲覧にしたことも評価し「世界のどこからでも、このような資料を見られるようにしたことが、決定の大きな要因になったに違いない」と資料館の努力をたたえた。

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